ま M
mは鼻音です。調音点は両唇。有声子音です。
bは唇にためた音をどかっとはきだして出す音です。mも両唇で口をふさいで息をとめるところは
似ています。mでは息を強く鼻のほうへ送り出します。同時に有声音を出します。声帯をビーっとふるわせます。
練習 20 |
map nap mine nine dime dine |
mもnもどちらも「んー」と鼻でうなる感じは同じですが、nでは舌を上の歯茎から離すときの 「ン」の音と、mの両唇を離すときに出る「ム」の音が決定的に異なります。
mapのmで両唇をとじて「ム」とうなってから、aの発音をするために口を開きます。
口を開くときに、鼻で鳴らしていた音と混じって、「ムマ」とmの特徴的な音が出ます。
ここのところを強調すると、nとの違いを大きくすることが出来ます。
napのnでは口は開いています。舌の先を立てるようにして上の歯茎にあてて「ン」とうなり、 aの音を出すために舌を離すときに「ンナ」というnの特徴となる音が出ます。
語尾のmは「んむ」、語尾のnは「ンヌ」の感じで発音してください。
語尾のnの発音は舌を上の歯茎につけたままで発音が終わります。
練習 21 |
mame mane name nine man mean mum nun |
aは「えい」と発音します。iは「あい」です。語尾のeは発音しません。
やさしいようですが、はっきり区別できるように練習して
ください。nでは舌を歯茎にべったりつけて鼻に音をひびかせてください。