i: い i え e
下の図(FIG2 母音)は母音を発音するときの、舌の位置です。 「いえあおう」の順に舌が前方上「い」、から前方中段「え」、中央下段の「あ」、 奥中段(やや下方)の「お」、そして口の奥上方「う」の位置を表しています。
この日本語の「あいうえお」で舌がどこにあるか、口がどのくらい開いたり 閉じたりしているのかを確認してください。この日本語の「あいうえお」の位置を 基準に、下の図にあるように、英語の母音の位置を一つ一つ確認していきます。
練習 40 |
i: い i え e
e え i い i: |
図にあるように「i: い i え e」 の順に舌が上から下にさがっていきます。 この順に上から下に舌が下がると言うことは、あごも下がります。つまり口が開きます。 「い」を中心にすると、i: は「い」よりもあごを上げて、唇を緊張させて唇を横に ひっぱります。英語の e はこの5つの母音のうちもっともあごが下がり、唇は完全に リラックスさせます。i:がもっとも口を緊張させた発音。eがもっともリラックスした (だらけた)発音です。
i: い i え e の順にあごを下げていきます。
英語の i は日本語の「い」と「え」の中間の音です。英語の e は日本語の「え」と
「あ」の中間の音です。 i: i e の発音は比較的簡単ですが、日本語の「い」とか
「え」とは口の使い方が異なります。
特にほとんどの人が勘違いしているのが、 i: と i の違いです。発音の長さだけ 違うと思っている人がほとんどです。実際の英語では、i: はとても緊張させた音、i は 日本語の「い」よりもかなりリラックスした発音になります。
練習40の 「e え i い i:」はあごを下げた状態から、だんだんとあごが上がり 、舌が少しずつ緊張しながら上がっていく様子を体験してください。
練習41は i:t と it の違いを練習します。間にカタカナ式発音で「イット」を入れます。
練習42は i: i e の順に3つの単語を並べました。この3つの母音で単語の意味が全然違ってきます。 はっきりと差をつけて発音してください。
練習 41 |
eat イット it it イット eat |
練習 42 |
beat bit bet bead bid bed feel fill fell heed hid head least list lest meet mitt met peak pick peck seat sit set |