A系の発音 æ ^

 

 

 

ここではA系の発音3つを練習します。  æ 

(1)
 基本単語のOはほとんどがこのaの音です。ほとんどというのは、 残念ながら全部ではないのです。

練習 45
body, box, cop, God, got, hot, job, lock, not, stop......

厳密には、O+子音、O+2重子音の場合です。 (O+子音+E、O+Rは除く)あなたの頭から、Oのスペルが あったら、まずaの音かなと疑う習慣をつけてください。

ではこのを発音して みましょう。日本語の「あ」では口の開き方が足りません。 Udaさんは、「あ」よりも指1本分あごを下げろと言っています。Boxでやってみましょう。 Bを発音してから、普通に下げてaを発音するカタカナ式発音ではこのaの音になり ません。

B(有声子音破裂音)の音を発音するときは、口を閉じてくちびるで破裂音を出すときに すでに声帯をふるわせています。このまま声帯を振るわせたままあごを勢い良く下げます。 勢いをつけてあごを下げます。慣性力であごは日本語の「あ」の開きよりも指1本分 下がります。日本語の「あ」は口の開きが静止した状態で発音します。英語のはあごが開く動作 をしている間だけ発音します。ダイナミックに動かしながら出すという音に特徴があります。

日本語の「あ」はあごを固定して発音、英語のaはあごを動かしながら慣性力で十分に 開きながら、動かしながら発音します。

 

(2) æ

Oをと発音するなら、 Aはなんと発音するのでしょう。æ です。

練習 46
bag, bat, camp, cap, cat, dad, dam, dash, fact, fan, fast, fat, fax, gal, hat, ......

æは日本人にはとっても苦手な発音です。ところが 不思議なことに、CATのæだけはほとんどの人が発音できています。 他の単語もCATと同様に発音すれば良いのです。ところが 難しいようです。ギャルGalのæの発音もかなりの人が出来ています。

Batを発音してみましょう、Boxと同じようにBは唇を閉じて唇で発声する有声子音で破裂音です。Boxの と同じようにあごを 移動させながら発音します。æはあごを前方に日本語の 「あ」よりも指1本分前に移動させます。æと大きく 異なるのは、喉を強烈に響かせて (共鳴)発音するところです。CATとGALを出発点として練習してください。

別の観点から説明すると、Bの発音から「え」の位置を通り、「えあ」を発音する感じです。 あごは「え」の位置から45度下前方です。あごを下げながら前方に移動させます。発音の最後には、 下の歯が上の歯よりも前に出ます。慣性力でダイナミックに移動させます。

 

(3) ^

は日本語の「あ」に とても良く似た発音です。日本語の「あ」 で間に合います。英語にとっては例外的な音です。なにが例外かと言うと、喉を共鳴させない ところです。口を静止状態で発音するところも、日本語の「あ」に似ています。カタカナ式 発音です。

Oをと発音。Aを æと発音。それではどのアルファ ベットを と発音するのでしょうか。それはUです。

練習 47
buddy, bucks, cup, gut, hut, luck, nut, stump ......

 

この音が日本語の 「あ」に似ているために、じつは重大な 問題があります。日本人がFAXを発音すると、NativeにはFucksと聞こえています。英米中の ホテルで日本人がFAXを依頼するときにホテルの受付嬢にFucksと言っているとしたら・・・
しっかりとFAXはfæksと発音してください。よーく練習してくださいね。

練習 48  A系総合練習
bot, bat, but
Dom, dam, dumb
Don, Dan, dun
fond, fanned, fund
hock, hack, huck*
hot, hat, hut
jog, jag, jug
knock, knack, knuck*
lock, lack, luck
mock, Mack, muck
not, Nat, nut
stomp, stamp, stump