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2005/3/20

このサイト「発音バイエル」のCD版を出してほしいという要望がたくさんありました。 私の夢でもあったCDを出すことが『英語耳』(発売は2004/10/8)で実現しました。 文章だけでは なかなか伝わらなかった発音方法がCD音として皆さんに伝えることが出来るようになったことを 私はとても喜んでいます。

『英語耳』の紹介はこちら

直接会って発音を診断できると効果はバツグンです。ところが多くの人に直接会うことは 不可能なので、それに近い効果をCDでより多くの人と共有出来ることを希望しています。

口の動きの説明には動画が適しています。 この目的に答えてくれるすばらしいサイトがIowa大学にあります。

Phonetics(Iowa University)

このサイトも活用してください。上にあるような口の中のきれいなグラフィックが動いて、 子音、母音の発音を示してくれます。

上記のURLに行き、>QUICKLINKS>English sounds libraryをクリックします。
少し重たいので時間がかかりますが、画面が出てきたら、上部の選択Boxから子音母音を選んで Playをクリックすれば口の絵が動きます。
(たとえば Consonant -> Manner -> Stop -> /p/を選ぶと Pの口の絵が出てきます)

どうして日本人は発音がにがてなの?

それには理由があります。その理由がわかれば皆さんに有効な対策が打てるはずです。

1 英語と発音は全ての音が異なる。この事実が伝わっていない。
2 日本人専用の発音練習方法がない。
  (カタカナ式発音からどうしたら脱皮できるのか、その方法)
3 英語の発音をきちんと教えられる日本人の先生が少ない
4 発音はNative Speakerから習えばよいと考えている。
 (Nativeでも日本語の発音が理解できないと、その違いを発音指導できない。)
5 発音が軽視されている。発音の重要性が知られていない。
  (カタカナ発音の英語でも通じれば良いと思われている。)
 (読む、書くことには発音は関係ないと思われている。)
6「英語の発音は簡単に習得できる。」という事実も知られていない。
 (「欧米に住めばすぐにでも発音が出来る。」と考えるのも誤解。逆に海外にいる日本人が、 「ちょっとやそっとでは100%聞き取れるようにならない。」と信じているのも、 習得をさまたげている誤解。)

この「発音バイエル」は上記の1から6までの課題の全てに答えるためのチャレンジです。 特に初級者のための子音と母音の説明に重点を置きました。 ひとつひとつの音を理解することが、英語を完全にマスターするための近道と信じているからです。 避けて通ってはいくら英語学習に努力してもマスターが不可能だからです。中級に 進むと、すぐに行き詰ってしまいます。

どうすれば映画を100%理解できるようになるか?

このHP (Home Page)ではListeningのところでParrot's Law という方法を提案しています。リスニング100%をめざした、段階的な練習方法です。 ぜひ実行してください。『英語耳ドリル』は「Parrot's Law」の練習を中心に書かれています。

 Parrot's Lawのメソッドは私がこのサイト「英語・発音・語彙」を始めた時から大変に好評です。 実行した人から効果が確かめられ、6ヶ月で英語を100%ヒアリングできるようになったという 報告が2000年ころから寄せられはじめました。反応はまず、英米に住んでいる日本人の方々から 寄せられ、つづいて中級の人、そして初級の人の順に効果があったというふうに裾野が広がってきています。

Parrot's Lawと『英語耳』専用の掲示板を設けています。『英語耳』発売後はますます書き込みが増えています。 お互いに発音とリスニングの効果を求めて意見交換が活発に行われていることは、 サイト・オーナーの喜びです。初心者から、超ベテランまでの幅広い人が気軽に意見交換、 アドバイスをしている、しかもそのやりとりがとてもジェントル・マン・ ジェントルウーマン的なところも私の嬉しい限りです。

「発音バイエル」の使い方

 Parrot's Law(歌や会話を徹底的に繰り返す)のメソッドと平行して練習してください。 Parrot's Lawをはじめる前に子音・母音をきちんと発音できていたほうが良いので「発音バイエル」を 用意しましたが、実は「発音バイエル」を完璧にしてからParrot's Lawをはじめる必要は全く無いのです。 理屈がわかったら楽しいParrot's Lawを開始して「発音バイエル」は補助教材的に利用してください。

このサイトの「発音バイエル」は本の『英語耳』と内容がほぼ一致します。『Parrot's Law』 (Listeningの章にある)の学習メソッドは本の『英語耳ドリル』で歌を使って紹介しています。 実は『英語耳』と『英語耳ドリル』はペアで使って最大に習得効果が発揮されます。おすすめは、 『英語耳』つまりこの「発音バイエル」をざっと理解してから『英語耳ドリル』で楽しく発音と リスニングの練習をしながら、発音の仕組みと理論をより深く習得するために『英語耳』で練習する 方法です。『英語耳』つまりこの「発音バイエル」だけでは、飽きてしまうのとちょっとスパルタン (まじめ側に寄っている)だという読者からのFeedbackがあります。

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