How to use this section

2005/3/22

10万音を練習する。

どこの国の子供でも、7〜8歳になるまでに最低1000万音は発声しています。 (子音・母音をそれぞれ1つと数える。)アルクのヒアリングマラソン1000時間のパンフレットには、 6歳までに1万7千時間のリスニングをしていると書いてあります。

歌と、この教則本の練習で最低、10万音は声を出して練習してください。

え、10万音? そんなにたくさん?

すぐに達成できます。
Parrot'sLawでは歌を2曲、300回聴きます。最後の100回は声を出して、一緒に歌います。これで、 10万音の発音練習ができます。

えーー、どういうこと?

計算してみましょう。例として、ある歌が、歌詞30行。繰り返しの部分が10行あったと します。1行の単語数が6、一つの単語に子音と母音が合計5個あるとします。

(30+10)X6X5=1200音になります。

100回大きな声で歌うと、12万音になります。2曲練習すると、24万音になります。 これで確実に身につきます。

この教則本はParrot'sLawで歌の繰り返しが200回に達する前に何回か最後まで通して練習して おくとParrot'sLawの効果が倍増します。

発音教則本は文字で書かれているために、表現の限界を感じています。直接、信頼できる発音の 持ち主から、あなたの発音を聞いてもらうのが最大の効果が出る方法です。Native Speakerと話す機会が持てる人は、ぜひチェックしてもらってください。

短期間であなたの発音はNative Speakerの発音に近いものが出きるようになります。 ただしそこで、発音の練習をやめないで続けてください。発音は口の筋肉の運動です。口の筋肉が無意識に、 なめらかに動くようになり、疲れなくしゃべれるようになるためには、スポーツと同じように、何回も繰り 返して発音し、口の筋肉を作りこむ必要があります。

英語の発音には100近くの筋肉を動員しているそうです。特に無声子音の発音には強い息のコントロール が必要です。Udaさんは日本語の3倍の息といっています。

Parrot'sLawのPhase 1(歌)の300回が終わり、Phase 2(会話、スピーチ15分) の100回が終わる頃には、英語を聞き分ける脳が出来あがります。すると、耳が良くなり、自分の発音の 口の動きが十分でないことに気がつきます。この状態に到達すると、あなたは「英語を100%聞き取れる人」 の仲間入りができたことになります。

仕上げは、自分の舌足らずに感じる口の動かし方(音を飛ばして全部は言えていない。スピードを あげると音を飛ばしているのが更に顕著になる。)をそれこそ体育系ののりで、毎日筋肉トレイニング することにより克服することです。

「教則本」を繰り返しているうちに、英語の発音をするためには、口、舌を激しく動かし、息を 大きくコントロールする必要があることに気がついてきます。手を抜かないで、初めのうちこそ おおげさに口を動かしてください。

 

この自分の英語が「舌足らずに感じる状態」を克服した先に待っているのは「リスニング100% 出来てしまう状態」です。

ちょうど、自転車の乗り方の練習に似ています。 Parrot'sLawの学習効果は年齢には関係 有りません。今まで動かしたことの無い方法で口を動かさなくてはならないので、若い人ほど有利なことは 確かです。でも、年だからといってできないことはありません。

脳細胞は年とともに減っているそうですが、言語脳は特別で、言語能力は100歳を越えて 伸びつづけるそうです。

すでに何人かの方がこの「リスニング100%できてしまう」状態に到達目前です。(お便り 紹介を参照。早い人は半年足らずで到達するようです。)

そんなこと言っても、映画のリスニングが100%にならない。

100%は日本人には無理?

 

リスニング95%と完全100%の違い

リスニング95%までは比較的短い時間でたどり着きます。ここから 完全100%%までにはもう一山越える必要があります。

このために、「自分には100%は無理だ。」と考える人が多いのは残念です。

始めから完全100%の状態をイメージして練習してゆけば、そのうちに到達できます。ぜひあきらめないで下さい。

Copyright(C) 1999-2005 Kiyoshi Matsuzawa. All rights reserved.
HOME