日本人が苦手とする発音のTOP 3 |
日本人が苦手な発音のTOP3をあげてください。
No.1は何でしょう?
RとLでしょう。
ぶー。Rは4番目です。
私が選んだTOP 4です。 |
No.1 S
No.2 無声多重子音 kst等 No.3 : No.4 RとL |
な、なんでー?
私の経験からのランキングTOP4です。
国際的なMeetingにずいぶん出席して、英語の上手な日本人の発音を観察してきた経験です。
Top4の4つとも日本語の会話には全く使わない発音方法です。
No.1=S
かなり英語ができて、語彙とか話す内容に問題の無い人でも、ほとんどの人がSをきれいに発音できません。原因は。
第1 息が弱すぎる。
第2 Sの発音時間が短すぎる。
第3 日本人はSを発音しない事がある。(スペルにあるSの音は原則全て発音します)
英会話ではSの音がものすごくたくさん出てきます。Sをはっきりと発音してあげれば、もっと彼ら(英米人)の聞き取りにかかるストレスが軽減されるのに、と思うことがよくあります。
Sがきれいに発音できるようになると、あなたの発音は、ものすごく
Native Speaker的に聞こえてきます。
No.2=無声多重子音
英語の発音にあって、日本語の発音に無い音は無声子音です。無声子音とは声帯をふるわせないで、息の摩擦で出す音(摩擦音、Sなど)、息を一気に吐き出す時に出す音 (破裂音、T、Kなど)です。
たとえば、NEXT STATIONの場合[-kst st-]というふうに、無声子音が連続して5つ続きます。この連続する無声子音を強くはっきり発音するためには、大きな肺活量と、腹式呼吸、息を摩擦して大きな音を出す練習が必要です。
No.3=:
英語の母音はUdaさんがDVDで強調しているように、強くのどに響かせて発音する音があります。 この"irとかerとかurのスペルで表される[:] "はその典型です。
犬がワンとほえる前に「ウー」とうなるあの音です。練習する時は、まず唸ってください。 英語の発音でもこのうなりで発音すれば通じると思いますが、実際の会話でうなるのは美しくはありませんね。
「ウー」とうなるのですが、口の形は、「い」と「う」の中間の形にします。
えー、よくわかんない。
「い」と発音してみてください。「い」も「う」も口は閉じて、舌が上のほうに行きますね。
なるほどー
「い」位置から舌を「う」の位置に動かして、みてください。舌が前から後ろに引っ込むでしょう。 こんどは、「い」と「う」の中間位置に置いてください。
その位置のまま、「あー」を「ウー」とうなりながら発音すると:の音になります。
な、なにー。できないよー
わかりにくいと思います。日本語に絶対にない音ですから。誰かが「ジャイアント馬場のウー・アー」 という声だよ。と指摘してくれました。そうその通りです。ある年齢以上の人には通じますが、 ジャイアント馬場をリアルタイムで見てない人にはきついかも知れませんよ。
この音はParrot'sLawの歌を聞きながらこの「発音教則本」でしっかり練習してください。 いつかできるようになりましょう。とっても英語的な音です。
No.4=R
Rは日本人が苦手な音とし有名ですね。なぜでしょう。
なんでー?
日本語の「らりるれろ」を当てはめているからです。(余談ですが、日本語のらりるれろは英米人にはDA DI DU DE DOに聞こえるそうです。)
日米の発音はこれほど、日本人が考えている音と異なります。
英語のRは上記の"ir[:] "の音とほとんど同じです。"ir"の発音ができるようになったら、当面は、 英語のRの音は全部"ir"の発音でかまいません。十分以上に通じます。
Parrot'sLawを実施しながら、"ir"とRの発音の違いを習得してください。
No.4=L
LもRとほとんど同じに4位を与えます。Lは舌をべったり上の歯茎に付ければ良いのですが、なかなかできないので上位に来ます。
以上のようにTOP4を独断的に決めました。
「発音教則本」を何回か練習できたら、ロングトーンの練習に
このTop4をとりあげて毎日練習してください。
それでは、「発音教則本」の練習に進みましょう。