Wの音は、「ダブリュー=double U」です。つまり２つの｢ウ」です。

フランス語のアルファベットではWは「ドルブルベー」。つまり double Vです。

なんでdoubleなの。

doubleはこの音の発音の本質をとらえています。
英語の場合、特にWUの発音が特徴的です。２つのはっきりと異なる音を発音します。 ２つの音から構成されています。

WOODのWUを発音してみましょう。
Wでは唇を極端に丸くすぼめて前に突き出した｢ウ」と言い始めます。
このWの音とUとは全然違う音です。

「U」は舌が口の奥の上に位置します。
WからUへは、３つの動作を同時に行います。
１　とんがらせた唇を元に戻し、Uの位置にします。
２　舌は、前方から後方に移動します。
３　口は奥のほうをやや広げて、Uの母音がきれいに共鳴するようにします。

WOODの最後のDでは、Uで奥に行った舌を再び前に持っていき上の歯茎に付けて息を破裂させます。

WOODと日本語の｢ウッド」を比べると、WOODの方がはるかに運動量が多い、日本語のウッドに 比べると、WOODはその５倍ぐらいのエネルギーで発音します。

weekのwi:と「ウィー」の違いを区別して発音できましたか。
ｗとi:の発音は、くちびるの横の移動が非常に大きい、運動量のいる発音です。

Wはくちびるを前にすぼめて突き出します。くちびるの横の開きは最小です。
i:はくちびるは上下には閉じるけれど、横方向には、引っ張って広げます。
三日月を横に長くした形です。
日本語のウィーはウとイの間の変化がほとんどありませんが、weekのwi:では、wとi:の２つの音口の 形と動きが大きく違います。
めいっぱい、口を動かしてください。

WAの場合も、Wでくちびるを丸く強く前に突き出し、すぼめてまずWを発音してからAを発音します。 大きな２段階の発音をしてください。

日本語の「わ」はWとAがブレンドされてひとつになった発音です。
WとAを２つの別の音として発音する発想がありません。

英語はWとAは２つの別の音です。
日本語の「わ」のように２つの音がひとつにブレンドされているなどとは、ゆめゆめ想像を絶する発音方法です。

WE、WOも口を２段階に大きく動かして発音してください。