Ch() dz
(ch) は無声の破擦音(破裂摩擦音)、dzはその有声音です。
(ch)は
tの破裂音と
の摩擦音を文字通り組み合わせた音です。
この音は日本人には発音しやすい音です。「チ」に近い音なので。
日本語の「チ」よりもはっきりと破裂させます。
発音方法は、tの破裂音と
の摩擦音をすばやく連続させた音です。
tと(sh)の
発音のところをもういちど確認してください。
は
を有声に
したものです。
練習 28 (ch), (j/dg) |
chest-jest chew-Jew choke-joke beach-bridge |
beachのchは無声子音です。
カタカナ式発音にならないように。日本語の「チ」は声帯が震えます。
bridgeのdgeも日本語の「ジ」にならないように。
日本語の「ジ」はのどを使った母音が主です。これに対して、dgeの音は、dの音からはじまるしっかりした
破裂音が主です。
舌の先の破裂音をしっかり出してください。
ここのところがわかりにくいようです。
Jewと「十」(じゅう)とは音が違います。
Jewはどちらかというとを有声にした音に近いと思います。
tsと「ツ」は違うのか?どう区別するの?
という質問がありました。
これは難しい質問です。
tsは2重子音のSTとは違います。tsはどちらかというとひとつの音です。
tsはSを長く出しながら一瞬Tの発音をすると(Tが入ってもSの音はやめない)、Tの発音に続くSも含めた、
TSの部分がtsの発音になります。
わかりません。
日本語の「ツ(tsuと書く)」からUの発音を削除したものです。
It's OK.の It's
That's right.のThat's
などのt'sのところがこの音なので、よーく研究してください。
なんでtsと「ツ」の話が突然出てくるの?
dgeの音も似たイメージだから、 この説明で理解してもらえるかなと思ったのですが。の音を出すときの感覚をつかむ練習として Z を連続して発音しながらDの音を入れてみてください。このときZの発音はやめないようにします。Dのとき 一瞬Dの口の形をしますがすぐに口をZの音に戻します。
かえってややこしくなったような???
以下はMacさんの2002/12/12の書き込みです。わかりやすい表現だと思いますので 参考にしてください。
明確な答えではないのですが、最近の私の経験を書きます。
私は、今、アメリカで外国人向けの英語クラスに通っています。
先日"measurable"という単語が授業で出てきた時、先生は、
この単語が[3]の音であることを
説明したあと、「英語では、
[3]の音は少なく、[d3]の音の方が多い」
と言っていました。
-sion以外のつづりの[3]音については、leisure,disclosure,
が浮かびます。これも法則の一つなのでしょうか?
私も、聞くときは両者の区別はほとんどついていません。
ただ、発音するときは自分では区別をつけているつもりなので、
そのうちに聞き取れるようになるかなと思っています。
自分なりの区別としては、[d3]は破裂音なので、一瞬で終わる音。
口から持続して出せない音。堅い音。[3]は、反対に、持続
できる音。柔らかい音。というイメージを持っています。
[d3]の音でいつも頭に浮かぶのは、映画タイタニックの中で、
ローズが"Jack!"と叫ぶシーンです。このときの音の出方、口の
形をイメージして、発音するようにしています。
の音は少なく、-sion以外ではsure、とか-suraに限定されます。
以下はJnさんの書き込みです。
『[3]と[d3]ですが、[3]は非常に限られた単語(genreなどのフランス語からの
外来語や、pleasure,seizureなどの-sureや-zureのつづり)にしか現れず、多くの場合は[d3]です。音の
出だしで舌先が上の歯茎に付いているのが[d3],そうでないのが[3]ですが、耳だけで区別するのは難しいでしょう。』
(Hearing Marathon 2003年1月号のテキスト(P2))