3重子音

 

 

 

3重子音が、英語の発音で重要です。しっかりマスターしてください。

練習 36
She asked for the next text.

練習36では3重子音、しかも3重の無声子音の練習です。

askedにはsktの無声3連音が、
nextにはkstの無声3連音が、
textにはkstの無声3連音があります。

Sは摩擦音です。しっかりと、SSSSSSSという摩擦音を出します。
TとKは破裂音です。しかりとのどからの空気を止めて圧力をかけてから瞬間的に破裂させてください。

Tは舌の先で破裂させます。
Kは舌の奥を持ち上げて口の奥の天井にしっかりくっつけて喉からの空気を圧力をかけてためてから 瞬間的に破裂させます。

英語のKSTと日本語の「クスト」の発音は月とスッポン くらいに違いがあります。
初めは極端にKSTの特徴を出して練習してください。

3重子音は、日本語には絶対に出てこないので、良く練習する必要があります。
日本人のWORST発音のNo.1として「S」の音をあげました。
相当に英語が出来る人でもSの発音が出来ていません。
単独のSの発音ができていないのですから、なおさら2重子音の中のSの発音、
3重子音の中のSの発音も出来ていません。
とにかく息の量が極端に少ない。Sの音が歯で鳴っていないのです。

TもKも息が十分に破裂していない。息が十分でなくて、しかも後ろに母音がついてしまうのが、 「カタカナ式発音」の典型です。

無声の3重子音を完全に発音できるようにすることにより、あなたの英語の発音がNativeの人たちを疲れ させずにあなたの英語を聞き分けてもらえるように
なります。2重子音、3重子音を力強く発音してあげることにより、Nativeがあなたの発音を、疲れずに聞き 取れるようになります。

2重子音、3重子音の1音、1音を日本語のかたかなよりも3倍以上の強い息で、はっきりと響かせて 発音してください。練習の始めの頃は10倍の息で練習してください。(きちんと効率よく大きな無声子音を だすためには、はじめのうちはその位の息が必要です。)

現在のように、日本人がかよわい2重子音、3重子音を発音している限り、国際会議で、その発音を 一生懸命聞き分けようとしている、Native Speakerを見るたびに申し訳ないなーと言う気持ちになります。

何を言っているのかを一生懸命類推しながら聞き分け様としている、Native Speakerの疲れきった顔、
それに対して、「どうだ、俺の英語はたいしたものだろう。」という顔をしている日本人のスピーカー。
こんな光景に接するたびに「ウーーン。」とうなってしまいます。

練習 37
3重子音がある、Aではじまる単語
abstract  actress  administration  Alps  amplify
ascribe  asked  astronaut


練習37はaで始まる単語で、かつ3重子音を含む単語を並べました。

日本人にとっては、RまたはLの発音も苦手なために、RとかLを含む2重子音、3重子音は、それこそ 3重苦となります。

3重子音は発音が完璧になったと思ったレベルに達した後も
意識して練習を続けてください。

Rの練習のあとに STRONGで練習します。STとRの組み合わせも難易度の高い発音です。

5重子音をやってみてください。

Next station

Next(KST) st(ST)ationというふうに

KSTST で無声子音が5つつながります。