4/5 いしきちさん

Matsuzawa様、はじめまして。突然のメールで失礼いたします。

ホームページを楽しく拝見しています。
ホームページの色々な部分を英語学習に役立てています。

実は今まで、密かに"Parrot's Law"に取り組んでいました。
ようやく完走したので、成果の報告をさせて下さい。

*** Parrot's Law 日誌 ***
Step 1
"You're the inspiration (Chicago)"
"So Far Away (Carole King)"
(1) 1〜100回・・・12月下旬〜2月上旬
(2) 101〜200回・・・02/10〜02/27
(3) 201〜300回・・・02/28〜03/09

Step 2
"What's New?"(DHC出版)から合計10話
(1) 1〜 40回・・・03/11〜03/16
(2) 41〜 80回・・・03/17〜03/27
(3) 81〜100回・・・03/28〜04/01
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#発音の訓練は『Uda式30音トレーニング(ビデオ)』で並行して行いました。

成果は

「実際に聞こえる音声」と「自分が理解するための音声」が
一つのものになったことです。具体的に言うと、

トレーニング前:"apple"→「あっ、アップルね。」
トレーニング後:"apple"→「あっ、"apple"ね。」

ということです(簡単化しすぎですが)。
英語の聴き取りが楽になりました。
「聴いた音から辞書をひく」という体験もできました。

実は、上の成果は、Uda様のホームページの「お便り・紹介」のところに
「30音トレーニングの成果」として掲載していただいています。
"Parrot's Law"と「30音」を並行して行ったので、両者の相乗効果と思っています。

反省点は、

(1)Step1の最後の100回で、グラフィカルイメージができたかどうかが怪しい。

音からのイメージというより、繰り返しで頭に入った歌詞からのイメージに
なってしまったかもしれません。

(2)Step2の最後の20回で、スクリプトを見ずに真似をできた部分が少ない。

そのうちの最初の15回はスクリプトを見ながらやりましたが、口がついていきませんでした。ただ、口は回らなくとも、なりきることに徹しました。(学生時代、色々な先生の真似が得意でした。)#ホームページの"Prosody"の話は大変興味深かったです。

上記2点が反省点です。時期を置いてこのやり残りに取り組むつもりです。

口がついて行けないと感じることが重要です。このことにより、自分が自分の(きびしい)先生になることが出来ます。この感覚を持てると新たな目標とそれをクリアする方法を工夫できますよね。

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"Parrot's Law"が終わる少し前から、
「基本動詞」と「語源」の勉強も始めました。

ホームページの「超基本動詞」の所を取りこんで(勝手にすみません)、勉強を始めましたが、まずは動詞・前置詞そのもののイメージをつかむことが先決と思い、

『英単語の使い方辞典 基本動詞編』
(ケリー伊藤 著・三修社 ISBN4-384-01401-5 C2082)

という本を通読中です。これを終えたら、「超基本動詞」の勉強に入るつもりです。基本動詞の「実践」も大切だと思うので

"Tuesdays with Morrie"
(by Mitch Albom, ISBN 0-385-49649-4)

も読み始めました。

語源については、

『英単語飛躍増殖辞典』
(島岡丘 編著・創拓社 ISBN4-87138-158-7 C0582)

という本を勉強しています。語源で覚えることの能率の良さを実感しています。覚えた単語と今まで知っていた単語がどんどんつながっていくような感じがします。

ホームページの「語源辞典」を見て、ラテン語の心得が少しあったほうがよさそうだと思い、とりあえず動詞だけに絞ってラテン語を勉強しました。
これは10日間ほどで挫折しました。ですが、たったそれだけでも、語源で英単語を覚えるときの助けになっています。

すばらしいですね。ラテン語に興味を持って調べてみる人が出てきた。嬉しい限りです。ちょっとのラテン語の心得(フランス語でもいいのです。)があるとその後の英語の学習の展開(英英辞典の使い方など)
が驚くほど楽になります。


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長文で失礼しました。
ホームページの色々な部分を参考にさせていただいており、
感謝しています。これからも楽しみにしています。

いしきちさん、とても詳しい学習の様子をありがとうございます。長文どころか、多くの方にとても参考になるおたよりです。さらなる、お便りをお待ちしています。


4/5  From Liamさん
はじめまして。

「英語と闘うぺぇじ」からリンクをたどってやってきました。ここはこれまで見た中では、最も質・量共に充実したところだと思います。大変勉強になります。

現在、全ファイルをDLして、それをプリントアウトして持ち運びながら、読み進めているところです。

ところでこのページを黒いインクでプリントした際に、例えば、
kyosok11.htm_cmp_blends010_bnr.gif
などのファイルは黒字に黄色で書かれているためか、真っ黒に印刷されてしまい、文字を判別できません。

もし、これを、黒インクで印刷しても判別できるような配色にしていただけると、大変ありがたいのですが。

どうぞよろしくお願いいたします。
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Liamさん、
返信を出したのですが、アドレスが違うようで戻されています。このためにご返事してないかわりにここに書きます。

黒字に黄色の文字は、実はマイクロソフトのFrontPageというHP作成用の
ソフトを使った際にこの表示のテンプレートを選んだためです。白黒だと読めない、メモリーも少し余計に食う。このため、だんだんとこの表示はやめて、Listeningの所のようなシンプルなものに換えようと考えています。

1ヶ月程度で変更したいと希望していますが・・・
ますます忙しくなりそうなので・・・

2002/1月現在、黒字に黄色のタイトルは全てやめました。見栄えをきれいにすることも重要ですが、プリントをするということをより重要に考えました。

Subject: Parrot'sLaw について 
4/7今日は。「英語学習法創造」の嶋田です。

以前「頭に響く音」に関しましてアドバイスを頂いたのはかなり前になりますが、あれ以来、MatsuzawaさんのHPはいつもチェックしておりました。

私事になるのですが、4月から新社会人となり、新しい住所でインターネットが使えるようになったので、久しぶりにHPを訪れました。そして、Parrot'sLawのコーナーを読まさせて頂いたのですが、いろいろ考えた結果、私もParrot'sLawへ参加させていただきたく思いました。

発音に関しまして、Udaさんに直接指導していただいたので大丈夫だと思っていたのですが、ドラマやニュースの英語を聴いていて「英語を聴きわける脳」がまだしっかりとできていない、のではないか、と感じたのがその理由です。ドラマの理解度は、だいたい40%くらいなのですが、それはもちろん、語彙のせいもありますが、まだ脳で排除されてしまっている音やリダクションがあるのではないかと感じます。

Udaさんの「30音」の個々の発音は、共鳴音も含めてできていると思います。しかし、イントネーションに問題があることを指摘されたので、イントネーションのみの訓練を行っていたのですが、Parrot'sLawでは、イントネーションを含めた総合的なPROSODYを習得できる、とのことですのでその意味でも、Parrot'sLaw を行う必要があると感じました。

もしよろしければ、私のようなレベルの者への適切なアドバイスをいただけないでしょうか? 今ひとつ確信できない部分があるので・・・

歌は、カーペンターズの「Only Yesterday」にしようと思います。
カーペンターズで一番好きな曲です。

突然のメール、失礼いたしました。

100%発音できるようになると、結果として100%聞き分けられるようになります。以下のT@NYさんのコメントなどを参考にしてください。


今日は、NYのT@NY(?) です。
やはりParrot's Law のPart2, 100回までやることにします。

ちなみにClintonの物真似といっても、演説のイントネーションと口調が似ているだけです。訛も真似できないかなーと思うのですが、それは僕のレベルではきついようです。

今日は諸々の成果を。僕は単にひたすら聞いてひたすら大声で真似ているだけなので、皆さんのように論理的に説明し難いのですが…まるで長嶋茂雄ですね。

要するに、
『英語の正しい音を頭だけでなく、体(耳)で覚えた』
これにつきます。具体的には、
1.正しい発音が聞いて判る、片仮名発音の入る余地はない。
2.正しい発音ができる。
3.イントネーションが自然。
です。
1.が一番の成果です。これによりリーディングにも変化が
起きました(後述)。
2.は30音も併用して発音練習したのも大きいと思います。
a. 全ての子音の強さ、正確さ
b. top, all, ant, our, などの母音も改善。
要するに全部改善しました。今はとにかく普通に通じます。
3.は僕にとっては簡単なので皆さん何故これで議論している
のか理解できません。だってそっくり真似すればいいだけ
でしょう?それなら中一の基礎英語であきる程やりました。
それとも何かもっと高尚なことなのだろうか…

同感です。「繰り返すと良いですよ。」とアドバイスしても、「なんでー」という人が多いので、効用を説得する必要がまだまだ無くなりません。Tさんのような実例が最も説得力があります。

次に英語の各技能への影響。
《リーディング》
今週急に変化が起きました。TIMEがすらすら読めて一発で頭に入るようになったのです。勿論分からない単語は多く(10words/1p)、辞書は使うのですが、1回読めば他人に内容を説明出来る位の理解度になりました。皮肉や
ギャグも分かります。以前は分からなくても無理矢理最後迄読んで、読み終わっても何も覚えていない、ということもしばしばあったので格段の進歩です。

成功要因を分析するに、
1.『頭に響く音』がちゃんと英語の音になった
2.TIME特有の表現や話題が分かるようになった
の2つが大きい。1.がParrot's Law の直接の成果です。
2.はTIMEを半年我慢して読んでいたことによります。
僕はアメリカ在住で、勉強が忙しいのでテレビは殆ど見ません。だから情報源としてTIMEを必死で読む。だからこんな無茶が続いたのだと思います。

それにしても分かってしまうとTIMEってただの週刊誌ですね。ゴシップ記事満載で、どの記事も切り口がアメリカ流にゴーマンで。特に東側諸国とアジア社会に対してかなりの偏見と恐怖心があるのが分かります。それがTIME流なのでしょう。

おっしゃるとおりです。
「速読するためには、発音が完璧にできている必要があります。」と言うと、これも「なんでー。」と言われてしまいますが。「読む、書く、聞く、話す」は4つの独立した項目と信じられているようです。ほんとうは全部音でつながっているのですが。


《リスニング》
音はきちんと分かります。どんなに速くても。大学にいる学部生の会話はわかります。話題も語彙も限られていますし。特にTAで生徒の質問が分かるようになったのは大きい。先学期の初めは、聞き取れた1-2語から推測して答えてました。だから推測が外れると『は〜?』って顔をされて悲
しかった。

年輩の人の会話は…
この前プールに行った時、おじさん達と会話が始まったのは
いいのですが、全然言葉使いが分からない。おまけに政治の
話を始めちゃって全然ついていけませんでした。
やっぱり年を経るにつれ、人間、語彙が増えるようですね。

ちなみに先学期迄は僕もAsian Working Womanさんと一緒で、
必死のリスニングで、午前中の授業だけでもうくたくた、
午後には頭がもうろうとしてくるのでコーヒーがぶのみして
ました。今学期に入ってからそれはなくなりました。

Parrot'lawのステップ3はいろんな人のいろんな発音をみんな
わかるようになるためのステップです。
ここの章の記述も増やしたいのですが、
まだ具体的な構想が出来ていません。
Tさんの実例などを参考にさせていただくつもりです。
(ほんとうは、「あとは自分で工夫してください。」と書けば
いいのでしょうが、日本に住んでいる人は「自分で考えて工夫するよりも
他人に考えてもらう。」習性から脱却できていないのでしょうね)


《スピーキング》
まず、英語を早く話せるようになった。これもTAにとっては
死活問題です。これは発音の改善が大きい。以前は早く読ん
だ積りでも個々の発音がおかしいので、子音が脱落したり、
母音が間違ってたりしてました。今はうんと早く話せます。
といってもCNNより少し速いくらいか…
これも非常に感覚的なのですが、英語のリズム感というか、
『メリハリ』とでもいうべき物があるように思います。
その正体が母音・子音の長短/強弱/高低バランスということ
なのでしょうか?
で、通じる度ですが、
大学の生徒とは普通に話が出来ます。最早滅多に聞き返され
ません。テンポの速い会話が楽しめます。
前述のおじさん達には…
全然通じない。何故だ?
きっと若者は大学で色々なアクセントを聞き慣れているの
と、あと若いから音声感覚が敏感なのでしょうね。多少こち
らの発音や語法が間違っていても推測しているのでしょう。
というわけで大学で普通に暮らす限りは何も問題がなくなり
つつあります。

私はいまだにゆっくりしゃべっています。
(特にビジネスのMeetingなどの場では)
聞き返されると、相手に申し訳無いと感じてしまうので。
親しい人には、そういう気は使わないで勝手なことを言えるのですが。


本当に、英語が出来ると、留学って何て楽かつ楽しいんだろ
うって思います。英語が出来ないと三重苦(聞けない、読め
ない、話せない)です。正規留学したい方は、最低限の英語力
を日本で身につけてから出発されることを強く奨めたい。
ここでいう『最低限』とは、TOEIC900, TOEFL600 位です。
そうしないと、アメリカではトラブル続きになってしまうと
思います(そういうのが好きな人もいるでしょうが)。
例えば先生が試験の採点を間違える、登録したはずの科目が
登録されていない、更には保険に入ったのに『あなたの名前
は名簿にない』と言われる、など、こちらは何事もかなりい
い加減なのでしょっちゅう起きます(ちなみに上の3例は全て
実際に僕に起こったことです。まだこちらにきてから半年強
なのに…)。そういう時に文句がいえないと、泣き寝入りで
す。時には命に関ります。

すごいー。
そうですよね、「なんで英語やるの」の模範解答だと思います。
誰でも少しまじめに努力すればできると考えています。
海外に行く人がますます増えます。これからもお便り楽しみにしています。


p.s. NYへいらっしゃるのですね。Upstate ですか?
Have a nice trip! 良い旅を。

それではまた、メールします。