お願い。掲示板を作ってから、いただくメイルが減っています。HPオーナーとしては、メイルのほうがメッセージをまとめて残す事が出来る ので、メイルも積極的に送ってください。

2001/11/1 from Moto-san

件名 : 辞書について 

紅葉の美しい季節になって参りましたが、いかがお過ごしでしょうか?先日、カナダのバンクーバーよりメールさせていただきました。今回は、アドバイスをいただきたく、メールさせていただきました。

毎日、英語の勉強を続けておますが、良い辞書の必要性を感じております。こちらへ持ってきている辞書は、講談社パックスの10年前の携帯版のみです。

先生はHPの中で、学研のビクトリーアンカーを推薦していらっしゃいますから、是非その辞書を手に入れたいと考えています。ですが、残念ながらバンクーバーでは見つけられませんでした。

そこで、仕方がないので日本から送ってもらおうと思い、学研のHPで確認しました。下記URLです。
http://www.gakken.co.jp/jiten/data/e.html
ところが、頭に「ニュー」がついておりました。先生の推薦していらっしゃるものは、「ニュービクトリーアンカー」なのでしょうか?あるいは、「スーパーアンカー」の方なのでしょうか。お手数をおかけして申し訳ありませんが、アドバイスいただけたら幸いです。よろしくお願いいたします。

返事が遅くなりました。「ヴィクトリー・アンカー」は次の代になり、現在は「ニューヴィクトリーアンカー」と呼ばれていますす。



2001/11/1 from Kato-san

件名 : Parrot's low参加

松澤様

9月のオフ会に参加いたしましたKatoです。

ロシア語のParrot's lawを行います。

10月30日より、Part1を始めました。
曲は、「ポーリュシカ ポーレ」というオリガという女の人が歌っている曲です。もう1曲はまだ決まっておりません。

会社の研修では、文法を中心とした授業を週2日のペースで3ヶ月ほど行います。既に1ヶ月ほどたっているので、あと2ヶ月くらいでParrot's lowも一通りできるとよいと思っています。

まったくの最初から始めるので、どれだけのものが身につくか楽しみです。何か感じることがありましたら、またメールを出させていただきます。


2001/11/5 from Yoshida-san

件名 : Phase 2 終了及び感想 
松澤様。

大変お世話になっております。
NY在住のYoshidaです。

本日(11/5)、Phase 2 終了しましたのでその感想と今後の
方向性についておたよりしたいと思います。

改善されたこと
・R,L の音が以前よりうまく発音できるようになった
・S の音も以前よりうまく発音できるようになった
・たまに、非常に Clear に英語が耳に入るようになった
・口やあごに適度な疲労を感じるため、筋肉がつき始め
 ていることがわかる

まだ達成できていないこと
・子音と母音が分離して聞こえない
・自分の発音を自分で矯正できない
・テープに自分の発音を録音すると、お世辞にもうまくはない
・長い文章になるとイントネーションが崩れてくる
・文章を読んでも頭に音がきれいにひびかない
・映画を見ても依然きちんと理解できない(Memento という映画
 を見ましたが、少ししか理解できずにがっかりしました。日本
 では11/3 から公開です)

原因として考えられること
・発音を気にすることなくTOEICのリスニングで満点を取るレ
 ベルになってしまったので、カタカナ発音が深くまで染み付
 いている
・まだParrot's Law を始めて2ヶ月なので、発音・Prosody 等が
 定着していない
・松沢さんにアドバイスをいただいて、Phase 1の201回目から
 300回目までを飛ばしたので、まだ充分な練習量に達してい
 ない(アドバイスのおかげで口がついていかない感覚はつ
 かめました)
・選んだ題材(映画 Cocktail)がかなり難しいため、効果的な
 練習とはならなかった

というのが現在の状態です。

これをふまえて、Phase 2の2本目を始めたいと思っています。
題材は「Friends」のSeason 6 から選び、再び100回を目指します。

参加している方々のすばらしい上達ぶりをおたよりで拝見して
いると、自分が情けなくなってもきますが、慌てず着実に進め
ていきたいと思います。

現時点で私の語彙力は約10000ぐらいだと思います。映画や
テレビのスクリプトを読むとわからない単語は結構限られているので(新聞やニュースはまだきついです)、とりあえず知っている単語を確実に音として聞き取れるようになってから語彙の強化を始めるつもりです。

Sidney Sheldon の小説も2冊読みきりました。わからない単語
も当然各所に出てきますが、辞書無しで最後まで読むことが
できました。非常に面白かったので夜中まで読んでしまうことが
多かったです。ただ、呼んでいる最中に音はきれいに響かない
ので、速度はまだまだ遅いと思います。

発音の習得過程に関して自分なりに整理してみると、
1. 違いがあることを知らない
2. 違いは知っているが、聞いても違いはわからない
3. 聞いて違いはわかるが、正しい発音はできない
4. 正しい発音はできるが舌が動かずに大変
5. 楽に正しい発音ができる
という段階を経るのではないかと考えられます。

4の状態であれば、練習を積むことによって上達は可能
ですが、3までの状態では練習が効果的ではないと思い
ます。今、問題は自分が多数の音に関して3の状態に
いると思われるので、練習が上達になかなか結びつか
ないことです。「30音」にしても「教則本」にしても、

・声に出すとできている気がする
・テープに取るとできていない
・でもどうすればいいかわからない
という状態です。
3から4に移るためには、練習を数こなしコツをつかむしか
ないと思うので、そうなるように期待しつつ練習したいと
思います。

また、何か成果がありましたらお便りしたいと思います。

ありがとうございます。きちんとした分析がされていて、きっと成功するのではないかと予感します。現地で生の英語に触れている方のコメントは、多くの方の参考になると思います。



2001/11/6 from Cat-san

件名 : 鏡 
松澤喜好様
 ホームページを読ませていただきました。耳から30年分(中学1年生からだてに英語を勉強した30年です)の耳垢が落ちる思いでした。私は現在アメリカ在住ですが英語では大苦戦しています。早速音楽と、スピーチのテープを聴くことにします。発音の教則本を読んで気がつきましたが。一つの音や単語を発音する際小さい鏡で自分の口元を確認すると効率がよいことに気がつきました。場合によっては舌の位置も確認できます。

 7歳の娘に「desk」の発音をさせると確かに二重子音をきちんと発音していました。彼女は本年4月にこちらに来たばかりで、夏休み中はほとんど英語に触れる機会はありませんでしたが、それでも英語歴30年の父親を発音の面でしのいでいます。

 スピーチのテープの件でわがままな提案があります。全発音の発音記号を正確に書き出すようになっています。これは大変な労力が必要です。ご自身も書かれているように間違いが多くあり、間違って練習すると悪影響があります。15分のスピーチの発音記号の正確な書き写し、と聞いただけで腰が引ける者もいると思います。この勉強方法における挫折および不十分な効果の原因の一部はスピーチのテキスト探しと発音記号の書き写しではないかと推測しています。もし可能であれば、ご自身でこの作業をして売っていただけないでしょうか。

スペルと発音記号を紙に印刷してテープ、ビデオ、CD、DVDなどに音声を入れる。ビデオ、CD、DVDの場合であれば画面にスペル、発音記号さらには発音時の口の形を入れることも可能です。学習者も助かりますし、御自身の勉強法も広まると思います。ついでに御自身の収入が少しだけ増えるかもしれません。スペルと発音記号を紙に印刷してテープまたはCDにスピーチを入れるだけであれば費用、手間はあまりかからないかと思います。

入手が容易なスピーチがあれば、そのスペルと発音記号を誰でもインターネット上で利用できる様にしていただいても構いません。ただこの場合には著作権の問題があるかもしれません。

この勉強法の普及を祈っております。

返事ができずに、失礼をしていました。鏡というタイトルにドキッとしましたが、中を読んで納得しました。良い方法だと思います。後日のメイルには返事をまとめて出しました。

2001/11/8 from Fumie-san

今日はじめてHPを拝見させていただきました。

超基本動詞をEXCELに貼り付ける方法が書いてありましたが、何度やってみても、説明通りに作業ができません。
2、まではできたのですが、3からのやり方がヘルプを見て
何度も挑戦してみたのですが・・・・。
直接EXCELに貼り付けてもみましたが、そのまま貼り付け
られて、例文2つの表になっている形になりません。

お忙しいところ、大変申し訳ありませんが、もし、お時間があればなにか教えていただけると嬉しいです。

現在、Windows me を使っています。EXCELはSR−1 Personalです。よろしくお願いします。

返事をしていませんでした。EXCELの表をHPに入れましたので、「超基本動詞」の最初のページから アクセスしてください。


2001/11/10 from Aki-san

件名 : 会話について
先日掲示板にペーパーバックについての質問を載せていただいたAKIと申します。
1週間ほど前にこのHPを知り、以来はまってしまい、毎日少しずつ読ませて頂いております。同時にParrot's Law も始め、 今もBGMは私が選んだ曲がぐるぐる流れております。

私はほとんど受験英語の勉強というものをせずに中高を過ごし、短大も家政科だったため、その2年間も英語の詩を何編か読んだ くらいで、きちんと勉強すべき時期に頭を腐らせて過ごしていたな・・・という気がします。

社会人になって10年ほど過ぎ、I HAVE A PEN.と 、GO の過去形は WENT だという程度の知識しか頭に なくなった頃、突然ヒアリングマラソンを始めました。

幸い持久力だけはあったため、ゼロから(マイナス?)からのスタートでしたが最近ではTOEICのリスニングで450点 を取れるまでに進歩しました。面と向かって話されれば、外国人の話している事を聞き取るのに不自由はありませんし、かなり 難しいものも読める単語力も身に付いたと思います。

ただ、きちんとした文法知識を身につけず耳から入ったために、私の会話力はいつまでたってもひどいもので、想像するに、 大人になってからアメリカに移住されたヒスパニックの方々がかかえてらっしゃる英語トラブル(英語の化石化というの でしたっけ?)と同じではないかと思います。

きちんとした会話力を身につけるためには、松澤さんのHPに載っている基本動詞を徹底的にマスターするのが最良の方法 なのだろうとは思うのですが、目で見て読む分には全て理解できているものばかりななので、あの一群を声に出して呼んだり、 暗記したりするトレーニングに時間を割くのに抵抗を感じてしまいます。

また、英語の勉強に割ける時間が限られているために、基本動詞をマスターしている間にこれまで覚えた単語を忘れてしまう のでは・・という不安も感じるのです。

正直申し上げて、Parrot’s Law で同じ曲ばかり聴いていますが、本当にそれだけでいいの??とこちらの方にも 少しばかり不安を感じております。こういう考え方は頭でっかちだと、理屈ではわかっているのですが。

ただ、松澤さんのHPには本当に感銘を受け、初めてヒアリングマラソンに取り組んだときのようなやる気が沸いてきました ので、取りあえず Parrot’s Law をやりとげるぞー!と思っております。「英語を聞き分ける脳」の獲得を目指して がんばりますので、よろしくお願いいたします。


11/11
お便りありがとうございます。

お悩みのようですが、英語が出来るようになったら、何をしたいかをイメージして、その題材を回り道せずに、 いきなりとりかかることが最も近道です。会話を聞いて分かるようになりたければ、Parrot'sLawのPhase2も並行して 実施する事をおすすめします。

Paperbackを読んで、辞書を引きながら理解できるのならば、わたしのHPにでている基本動詞の徹底的暗記は必ずしも 必要ありません。Paperbackを読みながら、内容にはまる事によってこそ、基本動詞のコアにあるイメージの把握が可能です。

私のHPが「発音・語彙」となっているのは、文法の知識は、日本人は中学高校で充分以上に頭に入っているために、 あまり必要ないと考えているからです。

英語が出来るようになってからの財産は2つ。
1 上品で綺麗な発音。

2 知的な語彙(最低2万語)
それ以外は、たとえ文法を間違えてもNativeではないので、英米人もあなたを「まぬけな人」とは判断しません。



2001/11/11 from Chobi-san

9月のおわりにParrot's Law 1の参加者登録をしていただいたchobiです。300回にはいったところで見事挫折しまし。曲が 速すぎたのです。身のほど知らずでしたね…。
Frank SinatraのMy Way とCeline DionのBecause you loved meに変更しました。やっと、300回に入ったところです。 特にMy Wayは一時停止をしなくてもSinatraと一緒に発音したあとで,もう一度発音しなおせるくらいの余裕が あるので、今度こそ挫折しないでできそうです。

(ただ、問題は私が人並み外れた音痴だということです。Celineの音程なんてとてもとてもなぞれません。 できるだけ真似していますが、きっと、お経のようでしょう。そんなんでもいいのでしょうか・・・?)

約10回ごとに、「開く音を中心に」「今度は舌の前後の動きを意識して」「語尾を気をつけよう」などど、目標を 設定しながらやっていますが,とにかくほっぺたと舌が疲れること・・・。筋肉痛になりそうです。ニュースの英語は 大分聞き取りやすくなったように思います。映画やドラマはまだまだですが・・・。
ラジオ英会話はほぼ意味がつかめるようになりました。
ビジネス英会話も、前は聞き取るだけで精一杯だったのが,聞き取った上で意味をつかむ余裕が
出てきたように思います。成果がわかるとやる気もまたでてきます。

最後になりましたが、松澤さんのHPはいつも楽しみにしています。お忙しい中、まめに更新して頂いていて、本当にありがたいです。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*


11/11
報告ありがとうございます。
素直に認めて、ゆっくりの曲でやり直せたことが、成功につながってきますよね。
これからも工夫しながら、楽しみながら・・・

Parrot'sLawのPhase2も同様に大変でしょうが、ぜひ続けてください。そろそろMini Phase 2にとりかかる事をおすすめします。




2001/11/11 from ピート-san

件名 : 質問&近況報告です

こんにちは。ピートです。 

今日は松澤さんのアドバイスをお聞きしたく、メール致しました。 
質問は、「ドイツで英語(業務中に)を使う環境にいることは、 日本で(周りが日本語を使用する環境)英語を勉強するよりは 英語力upによい環境だと思いますか?」、です。 
  
 私は会社をやめて英語を勉強し、その後、MBAに行こうと思うようになりました。今はTOEIC600くらいですので、英語力を上げないと大学院に入ることもできませんし、授業についていくこともできないです。マーケティングに興味を持っているということを上司に言ったところ、「マーケティングを専攻した人がドイツにいるから、その人の下で仕事をしては?」と提案されました。 

 現在の部署は開発設計部であり、FAX、メール以外は英語を使う機会はほとんどありません。自分としては、業務に英語を使用するので必然的に英語を話すようになるドイツに行き、その後、MBAを考えています。如何でしょうか? 

 近況報告です。 
 ペーパーバックが最近止まっていました。11月のTOEICのために、文法等勉強を始めたからです。でも、今日ふと気づきました。TOEICの勉強して休憩中にでもペーパーバックを読めると。今、280/500くらいまで来ています。今さながらに興味のある本を読むことのよさを実感しています。 

よかったですね。楽しみを見つけながら英語を続けてください。何で英語やるの、の答えのひとつが興味の有る本を読むことにあります。



2001/11/12 from ysk-san

件名 : はじめまして 

松澤さんへ、 

あらためてはじめまして。11月9日に書き込みをしたyskです。 
自己紹介もかねてメールを送らせていただきます。 

私は現在は早稲田大学法学部に所属する大学2年生です。 去年から交換留学を考えており、ずっと継続して英語を勉強してきました。 その甲斐あって10月にうけたTOEFLではついに260点(PBTで620点に相当します)を とることができました。 

しかしリスニングのスコアはいまいちでした。リスニングが足を引っ張るのです。 具体的に言うと、アリーマイラブを半分程度しか理解できませんでした。 

来年留学をする上で「このままではいけない!」と不安を感じていた折、偶然松澤さんのHPを見つけることができ、その方法に納得しました。 

11月6日からphase1を始めました。 曲はBeatlesのWe can work it out とLet it beです。 平行して鵜田さんの30音トレーニングも開始して、今は子音の発音を中心にしています。 
11月11日からCeline DionのMy heart will go onも取り入れ、計3曲になってしまったのですが、まずいでしょうか? 通学時間が1時間ということもあり、この3曲を聞くことができる時間を自分はかなり持っていると思うのですが。 

掲示板にも書き込んだ通り、1週間に1度、アメリカ人の留学生と話せる時間があります。 松澤さん、アドバイスありがとうございました。その時間は発音の練習に使いたいと思います。 おそらく頼めば3ヵ月くらいはつきあってもらえると思います。 

もう交換留学の面接は終わりました。結果は今月末にでます。留学での1年間を有意義なものにするためにもまずは発音をマスターし、英語力の基礎を築いて行きたいと思います。 

それでは。お体にお気をつけください。これからもよろしくお願いします。 


2001/11/14 from Cat-san

件名  発音記号

松澤様

 先日、大胆にも発音記号などを調べて販売してほしいと要望した者です。発音記号に関していくつか問題がありますので指摘させてください。will, hasなどは様々な発音がありす。brokenの最後のeの発音はあいまい発音の「あ」と表記している辞書と無発音としている辞書があります。音楽や会話の中でどの発音がなされているのかを聞き取ることは初心者には困難と思います。

複数形は辞書に載っていないことがあり初心者には少し困難なことがあります。先ほどまで音楽の発音記号を調べていたのですが時間と手間がかかり大変です。この作業がいやで挫折する人が少なからずいると思います。特に初心者ではその確率が大きくなるのではないかと危惧しています。可能であれば音楽、会話がセットになった物を販売していただけないでしょうか。

ご自身には時間がないと思われますので別の方法があると思います。著作権の問題がありますが「アルク」さんにはその道のプロがいると思います。お断りしておきたいのですがこの提案は私のためではありません。たとえ私の提案が受け入れられたとしても時間的な問題で私が利用することは不可能でしょう。今後英語を研鑽する若い人たちのためです。

 子供の英語教育について質問があります。私が調べた範囲では、日本語と英語のように発音、文字、文法が大きく異なる言語を学ぶ場合にはどちらかの言語が確立してから他方の言語を勉強した方がよいという結論に達しました。ただ私は言語学の専門家ではありませんのでこれが真実なのかどうかはわかりません。日本在住の子供の場合には問題があまりないと思いますが、英語圏に住んでいる子供の場合には問題があると思います。

年齢のわりに英語も日本語も不十分で自分の感情、意志を十分に伝えられないためか精神的に不安定になったという話をその子供の親御さんから聞いたこともあります。先日のメールでも述べましたように私は現在アメリカ在住です。実は私には7歳と3歳の子供がおります。7歳の子の日本語能力は高いので英語習得に関して何も心配はしていません。

問題は3歳の娘です。前に述べた私の考えのためにnurseryなど、結果として英語を習得する環境にはおいていません。nurseryの費用が家賃に匹敵するという問題はこの際考えないこととして、松澤様はこの問題に関し
てどの様にお考えでしょうか。

 久しぶりに発音記号を大量に書いて、頭がもうろうとしてしまい話がくどくなり申し訳ありません。


11/15
お便りありがとうございます。
発音記号は、あまり真剣に全部の単語に振る必要はありません。知らない単語を辞書で調べて、発音記号からだいたい発音できればOKです。

発音記号が何種類も併記されているのは、the, of, a等の前置詞や冠詞ですが、いちいち発音記号を振る必要は無いと思います。特に細部にこだわる几帳面な人は、難しい単語だけに発音記号をつけるだけで、いいですよ。

発音記号は単なる手段です。英米人は発音記号を知りません。スペルと発音を直接結びつける学習を子供の時に済ましてしまいます。なるべく早いうちに、スペルと発音が結びつくようにした方が良いと思います。

わたしの娘は、0歳から2歳までイギリスにいました。
大脳生理学の観点では、子供は7-8歳になるまでは、一つの言語野で日本語も、英語も処理出来てしまいます。
日本語と英語という区別が意識に無いからです。
この時期は、チャンスなので、英単語と日本語をどんどん

頭に入れてあげてください。区別することなく、言語野の
ウエルニッケル層で受け止めるので、日本語の音も、
英語の音も意味のある音として、理解できます。
これはすごい事です。

精神が不安定になるのは、自分では日本語も英語も区別無く分かるのに、お友達や、親がどちらかしかわからないために、どうして通じないのかわからず気持ちが不安にされてしまうからです。
これは一時的なもので、すぐに相手の能力に合わせて、
ストレス無くコミュニケーション出来るようになります。

日本人は日本語を、米国人からは英語をどんどん頭脳に
入れてあげるようにしてあげてください。
何年かしたら、貴重な財産になります。

むしろ、親の言語能力の限界により、せっかくのチャンスが
生かせないで帰国してしまうケースがほとんどなので、
もったいないと思います。



2001/11/15 from Cat-san


松澤様
 早速のご返事ありがとうございました。
「具体的には、歌詞に出ている全ての単語を書き写して、発音記号を併記してください。その発音記号と聞こえてくる音を結び付けてください。」という文章を読んで全ての発音記号を書き出そうとしました。難しい単語のみ発音記号を書き出せばよいのであれば、文章を少し変えるか付け足すかしていただければ誤解する人が少なくなると思います。

 一番はじめのメール(届いたかどうかは不明ですが)に発音教則本の学習の際小さな鏡で自分の口元を確認すると効率がよいと書きましたが、さらに新たな方法を見つけました。現在音楽を110回ほど聞いて第二段階に入っています。その際、歌いませんが口を動かしています。ただ動かすだけではなく口の動きや舌の動きをルー大柴(まだ芸能界で生き残っているかどうかは知りませんが)の演技のように大げさにしています。私は某スポーツを長くしていて他人のフォームを矯正する指導をすることがたまにあります。

最初は球を使わず、まず素振りを繰り返します。球を使うと球を入れることに気を取られてフォームの矯正の効率が悪くなるからです。素振りをする時には、当初は少し過剰な矯正フォームで行います。そうしてから球を打ってもなかなか思い道理にはなりません。ちょうどよい矯正フォームで素振りをしてから球を打ったのでは矯正の効率が悪くなるのです。

前に述べた大げさな口、舌の動きはこの方法の応用です。英語の発音練習におけるこの方法は良い方法でしょうか、それとも悪い方法でしょうか。

 英語の幼児教育の件ですが、3歳の娘には上の子による口伝と、音付きの学習教材で英語を教えることにしました。下の子は日本語の文章をうまくしゃべることができないので短い単語のみ(farmerなど)を教える予定です。「鸚鵡の法則」に従い同じ単語を繰り返して聞かせるつもりです。


11/16
海外にいる人には、なるべく手抜きをして、最大の効果が得られるように、アドバイスしています。

国内にいる中学・高校・大学生はまともに英語の発音を指導されたことがないので、大学で教えている学生にも一番初めには、全部の単語に発音記号を振ってもらっています。

発音の練習は、体育会系の練習といった心は、はじめはオーバーに特徴を強調して練習させ、筋肉、基礎体力がついてきたら、効率よく、なめらかに口を動かすことが出来るように、指導を心がけています。(対面して指導できる場合)

Sとか、SHの場合は、実際のネイティブの発音を100倍強調して、はじめています。「発音教則本」も素振りに相当します。強調して練習すると、矯正が出来ると思います。

慣れてくると、Nativeのようになめらかに、はっきりと発音できるようになります。

娘が2歳近くになったときに、イギリス人がいくつかの単語を熱心に教えていました。Cup of teaが言えたので、私たち夫婦も、イギリスにいる間日常はCup of teaで紅茶のことを言うようにしていました。



2001/11/16 from ysk-san

件名 : ミニphase2に入ります 

松澤さん、 

こんにちは。yskです。昨日、アメリカ人の留学生に自分の発音をチェックしてもらったのですが、特に悪い発音は指摘されませんでした。ちょっと信じられなかったので、アメリカ人の教授にもチェックしてもらったのですが、やはり何も言われませんでした。 

多分単語単位ではもう発音できているのだと思います。これからは文単位での練習も並行してやっていこうと思います。ミニphase2の題材としてNHKのラジオ英会話を選びました。 

それでは、失礼します。 



11/17
よかったですね。
次は、ミニPhase2をアメリカ人にチェックしてもらうとよいと思います。オーディションを受けるつもりで、よく練習してから、徹底的に直してもらえるとよいのですが。可能ですか?





2001/11/17 from Hisashi-san

 

件名 : 日本語と同じスピードで読むには・・ってとこで・・。 


おひさしぶりです。
ちょっと、気になったことがあるので質問します。日本語と同じスピードで読むというとこでペーパーバックを読んで一冊目は、なんか、たいへんなんだなぁーって思いましたが、はじめる時期って、いつごろが適当ですか。

英検やTOEICでいうとどのくらいの基準からはじめればよいでしょうか。こないだ、ハリーポッターの洋書を本屋で700円ぐらいのやつを買いました。さすが、見た感じ最初からわからんわーって感じでした。わからない単語とかノートとかにとって、読んでいくか、英文をそのまま、書くべきなのか、精読というものがありますが、精読の本当の方法といいますか、なにか成果のでる方法ってありませんか?やっても無駄なことは、したくないので・・(^^;)。

僕は、リーディングに今まで力を注いだことなんてないので、なにから、はじめればよいかわかりません。教えてください。
明日は、英検の準2級の2次試験です。
がんばってきます。。。 

                By HISASHI


11/18
方法は簡単です。
よい辞書を1冊用意して、分からない単語を引きまくる事です。1冊とおして、辞書を引きまくると、2冊目からは、もうちょっと楽に筋を追って読むことができます。

2冊目も辞書を引きまくります。ただし引く回数はうんと減ります。

3冊目も同様です。筋がわかるようになります。

始める基準はありません。
高校の2-3年生ぐらいから始めるとよいと思います。



2001/11/18 from Kamata-san

件名 : はじめまして。 

いつも、英語の学習が悩みの種になっております。
そのため学習方法を探しているのですが、それが度を
過ぎてしまっている状態で、本来の学習に、なかなか
移ることができなず情けなさを感じている今日この頃
です。フ〜・・・。

ところで、今日はメールさせていただいているのは
いくつか質問があるからです。
早速ですが・・・。

1)何からすればいいのですか?
  初めてこのサイトを見ました。かなり中身の濃いもの
  に思えるのですが、何から手をつければいいのか戸惑
  っています。まずは、自分が弱い(どれもですが、特
  に弱いのが)リスニング。ということで、「Listening」
  から始めればいいのでしょうか?それとも、「なぜ発音」
  から、きっちりと読む必要があるのですか?

2)リスニングで100%聞ける?
  「リスニングで100%聞ける」が第一の目標です。とおっ
  しゃっているのですが、こういうことを言っている人も
  います。100%は無理!だと。せいぜい70%で、あとは、
  推測に頼るしかないとのとです。70%までいけば、十分
  ということだそうです。その人の書いているMLも読ん
  でいます。「60日で驚くほど上達する英会話の3つの秘
  訣」というものです。ちなみにこの人が書いているHP
  もあります。
    http://www.edge24.com/eigo/index.htm です。

すいませんが、私の質問にお答えください。
しかし、自分のふがいなさを感じてしまうばかりです。
しかし、がんばらねば・・・。
努力の末には明るい未来がありますもんね。

件名 : 再び。 
(先ほどメール「はじめまして」を送ったものです。)
ところで、質問というか、気になるところというか、
・・・。そんなところがありましたので、またまたメールを。
何度もすいません。

リスニングのところですが、最初からナチュラルスピードのもは
良くないと書いてありましたが、どうしてでしょうか?
また、発音記号と、テープから流れてくる発音を一致させていく
といっても、実際の発音のほうは、リエゾンなんかされていますから、
一致できるのでしょうか?

本当に何度もすいません。
気になりましたもので・・・。


11/19
メイルをありがとうございます。

良くある誤解のひとつに、「日本人は英語のListeningが100%にならない。」があります。これは幸いな事に間違いです。

70%くらいが限界。このように主張する人は、たぶListeningが100%になったときの状態が想像できないのでしょう。英米人のおとなはだれでもListening100%ですよね。私は英語のListeningが70%だという英米人の大人はたぶんいないと思います。

「俺の日本語のListeningは70%だ」、という日本人の大人もいないはずです。

70%の状態は過渡的なもので、自然に100%に向かいます。ただし、数年努力する覚悟が必要です。日本語で100%分かる状態というのは、日本語の音が、50音の音と濁音などが全て聞き取れるということです。これらの音を完璧に発音できるようになっているから、聞き取れるのです。

英米人が英語を100%聞き取れるということは、子音母音が全て聞き取れているということです。これも子音母音を完璧に発音できるから聞き取れるのです。

参考に、私の場合ですが、英米人の口の動きが、発音から感じ取ることが出来ます。すべての子音母音が聞こえるだけではなく、口の動き、舌の位置、息の強さなどがスローモーションで頭に入ってきます。これはHPにも書いたように、注意を向ければ100%聞き取れる、注意を向けなければ0%になります。日本語と同じです。中間の70%には出来ません。全部の音を聞き分けながら、その意味を頭の中でProcessします。

70%の状態というのは、話者が極端に口ごもったり、回線の状態が悪いなどで、音声が良くない場合です。この場合には、文法力を使って、何を言っているのかを推測する必要が出てきます。Listeningの場合に、推測が必要なのは、このようなごく限られた状況下に置いてです。通常は、全部の音が聞き分けられるので、疲れることなく、会話、ニュースを楽しむことが出来ます。

70%の状態ではまだ言っていることがほとんど分からない状態にいると思われます。ためしに簡単な英語の本を読んでみてください。30%の単語が全く分からないと、意味が通じないと思います。90%わからないと、必要充分ではありません。

どこからはじめてもListening100%になります。発音の習得と、ペーパーバックの30冊の読破と語彙が20000語になればよいのです。

毎日、3-4時間のペースで続ければ、絶対に5-6年で達成可能です。それぐらいの覚悟はありますか。



2001/11/19 from Kamata-san

早速のレスありがとうございます。
また、名も知らぬものの質問にお答えいただ
きうれしく思います。


> 英米人が英語を100%聞き取れるということは、子音母音が全て聞き取れているということです。これも子音母音を完璧に発音できるから聞き取れるのです。

聞き取れるから発音できるというものでもないのですか?
順序が良くわからないのですが、子音と母音のすべてを
聞き取ることができると、リエゾンされた音も聞こえる
ようになるのですか?

外国語の取得では発音できるようになる事が先です。発音できてはじめて聞こえるようになります。

ところで、発音記号を全部書き出すようにおっしゃって
いますが、リエゾンされた部分と、その発音記号をどう
結び付けていったらいいのでしょうか?

たとえば、 But it's.... てな時には、どちらかという
と、「バリッツ」って聞こえますよね。
それが、発音記号と照らし合わせたとき、???となる
ような気がするのですが・・・。

You did it again.の例を「発音教則本」で説明しているので、読み直してください。無声子音が独立してきちんと発音できていれば、自然に出来るようになります。

You did it again
You di di tagainのように自然になります。
子音の発音が出来るようになればよいだけです。

この音がつながる事を、「リエゾン」というのは、間違いです。

仏語で、たとえば  Commont aller vous?のtのようにもともと発音しない音が、発音されるようになる現象のみをリエゾンといいます。




> どこからはじめてもListening100%になります。発音の習得と、ペーパーバックの30冊の読破と語彙が20000語になればよいのです。
>
> 毎日、3-4時間のペースで続ければ、5-6年で達成可能です。
> それぐらいの覚悟はありますか。

本腰を入れて、先生のHPを見ていきたいと思っています。
しかし、3−4時間で5−6年ですか。
やはり、そう甘くないですよね。まさに英語と闘うですね。

音楽を聴いたり、映画を見たり、Paperbackを読んだりして楽しむ時間が3-4時間とれれば充分です。

ところで、またまたお聞きしたいのですが、ずっと勉強をし
ていて、途中でくじけそうになるときってありますよね。
そんな時、どんなふうにして学習のモチベーションを持続さ
れているのですか?
私の場合、根性がないのか、いつも、自分の学習の成果が
はっきりできなくてくじけやすいのです。

しかし、これから、仕事と両立してがんばってみます。
覚悟を決めて・・・。
(と、人にいうと少しはモチベーションが高まるかな)


いまから、HPを見ます。

続けていると必ず出来るようになります。英語が出来るようになった自分は、一体何をしたいのかを知ることが必要です。ただ出来るようになりたいだけでは、絶対に続きません。英語に関して好きなことを見つけてください。

私の場合は読書です。忙しくてなかなか思うように読めないのですが。

 

リスニング100%に関する質問が最近重なってきているので、HPの本文の方にも近々追記する予定です。