2002/12月

 

2002/11/30 from Kuzikuziさん


件名 : 発音教則本の感想です。 
日付 : Sat, 30 Nov 2002 06:03:13 +0900 


初めまして、kuzikuziと申します。
ホームページを拝見させていただきました。
発音教則本とListeningを読んだだけなので恐縮ですが、初心者の感想だと
思って読んでください。

まず、自己紹介ですが、英語の関しては本当に初心者です。
中学2年で不登校になり高校は行きませんでしたので、つい最近まで3単現のS
と複数形の区別も付かず、5文型も知りませんでした。
社会に出てからずいぶん経ったんですが、今年大検を受験してみました(英語
は受けてません)。
数学以外は過去問題をやっただけで合格しました。あまりにも簡単で拍子抜け
したくらいです。
数学は基礎からやり直したんですが、理屈がわかってくるとだんだん楽しく
なってきまして、どうせなら英語もやってみるかと思うようになりました。

2ヶ月程前に、基礎文法の本と電子辞書(学研のスーパーアンカーが入ってい
る、CanonのIFD-3000)を買いました。単語を見ても読み方がまったく判ら
ず、スペルと音を一致させる為に、まず発音記号を覚えようと思い、図書館で
学研の子供用辞書を見て「フォニックス」を知りました。
もう少し詳しく知りたいと思い、ネットで「発音&フォニックス」で検索し
て、このHPに辿り着きました。

リスニングは、とりあえずニュースの副音声とドラマ・映画を聞いてみまし
た。
知っている単語は一応聞こえるんですが、動詞の不規則変化を違う単語だと
思ったりするレベルなので、ほとんど意味はわかりませんでした。
ただ、意味のある言葉としては響かなくても、音は認識しているようです。知
らない単語でも、2、3回聞くと以前に聞いたとわかりますし、音を頼りに辞書
で確認することも出来ました。
メロディとして捕らえてるのかも知れません。
日本語の曲などは、3回聴くとカラオケで歌えたりするんです。
1回目にサビを覚えて、2回目に全体を覚えて、3回目で定着する感じです。
歌詞は全部は覚えられませんが、歌詞を見たらどの音を伸ばすかが蘇ってくる
んです。

5文型を理解してからは、音が意味を持って聞こえてくるようになった気がし
ます。
小さな声でも聞き取れるようになってきたので、ドラマもかなり見やすくなり
ました。
ただ、リダクションが上手く理解できず、個々の発音記号の音をきちんと認識
する必要を感じました。
で、2日前に洋楽のCDを買いました。
「Parrot's Law」をやってみようと思います。
曲は、「Josh Groban」の「You're Still You」です。
海外ドラマの「アリーmyラヴW」の最終回で高校生役のJosh Grobanが歌った
曲です。
フジテレビの「薔薇の十字架」というドラマの挿入歌にもなっていまして、そ
のサントラを買いました。

曲を聞きながら、教則本を一通りやってみました。
まず、「舌が上の方にくる」という表現が理解しにくかったです。
私は普段、舌の裏側を下顎につけた状態でしゃべっていると思います。
なので、最初は舌の裏側を下顎から離すのかと思いましたが、読み進めるうち
に、下顎の開閉を意味していると認識しました。
顎の開きと舌の上下は必ずしも連動していませんし、分けて説明された方がわ
かり易いと思います。
例えばKの破裂音ですが、「舌の奥を持ち上げて、軟口蓋をふさぎいったん息
をそこでとめて、その息をどかっと出す事」は、顎を開いても閉じても出来る
と思います。
唇の形にもあまり左右されないように思いましたので、私は「顎を指一本くら
い自然に開けて、唇には力を入れずに、舌の奥を反らすようにして軟口蓋をふ
さぎ、舌先を下の歯茎の裏につけて軽く支える」という感じで理解しました。
息の量に関しては、口笛を吹くよりやや強い程度で良いように思いましたがど
うでしょうか?

LとRは、今までイメージしていた音と実際の発音との差が大きかったようで
す。リンク先のページと総合して判断した結果は「Lは舌の先を上の歯茎に押
し付けて、Rは舌の先を下の歯の裏に押し付ける」です。
Lの口の開き具合がいまいち理解しにくいのですが、舌の裏側が下顎から離れ
るくらいでしょうか。
Rは「ら」のイメージが強かったのですが、鼻から抜けてる「ウ」みたいです
ね。
舌の先を下の歯の裏に押し付けた状態で「ウ→あ」「ウ→い」「ウ→え」と顎
の開きを変化させると、喉の奥が狭くなり、発音しやすいような気がします。

母音はとてもわかり易かったです。
i: い i え e の順にあごを下げていく等、音の位置関係が把握でき、イ
メージし易かったと思います。

まだ、1度しか通して練習していないので、何とも言えませんが、個々の発音
は覚えれば出来そうですが、単語や文になるとスピードや息の強さが続かない
ので、筋トレが必要みたいです。
ドラマのリスニングも最初はすごく早く感じましたが、今は普通に聞こえます
し、慣れの問題ですよね。
文法の知識も高校生並みになったので、ペーパーブックにも挑戦してみます。
語彙を増やさないとどうにもならないですし。
そう言えば、「えいご漬け」というソフトを買いました。
Amazonの英語ストアでランキング1位だったんです。
桐原書店の「データベース3000基本英単語・熟語」の単語とセンテンスを聴い
てタイピングするんです。
音からスペルを連想する練習になりますし、冠詞や前置詞のイメージがだんだ
ん明確になってきたように思います。

又報告させていただきますね。
長々と失礼致しました。
では。


12/2
kuzikuziさん、

返事が遅れて申し訳ありません。
読ませていただきましたが、とっても耳が良いのに驚きました。
Kの発音方法についても、私の言葉足らずの所を補っていただけた
ようで、恐縮しています。次に「教則本」を改訂するときに
参考にさせていただきます。

単語とか、文になると、相当量のあごと、舌と、息(肺)の
運動が必要です。完全に出来るようになる為には相当の数の
練習と、練習中は手抜きをしてはいけない、というのが鉄則です。

またお便りを楽しみにしています。
「教則本」について分かりにくいところ、直したほうが良いところは、
遠慮なく、びしばしと書いてくださいね。

Thanks!!


 

2002/12/2 from ひろきさん

件名 : HPについて質問です。 
日付 : Mon, 02 Dec 2002 04:39:17 +0000 


 松澤先生 

はじめまして。突然のメールで失礼いたします。 

先生に質問がありメールいたしました。 

ホームページの中で「英語を聞きわける脳」「大脳生理学では、この言語野に芽を出すためには100時間必要」等の内容に大変興味を持ちました。 
このことについて詳しく載っている、本、文献等をご存知でしたら 
教えていただけませんでしょうか?? 

自分なりに神経言語学、大脳生理学、バイリンガルのことに言及している本、文献を5,6冊読んでみたのですがなかなか見つけることができませんでした。 

お忙しいかと思いますが、お返事をいただけると幸いです。 

私は30音のHPのリンクでこのサイトに巡り合うことができました。 

私は現在高校生で小さな頃から英語をしゃべれるようになりたいという 
気持ちをずっと思っていました。 
先生のホームページをみて、そのわかりやすさと英語をしゃべれるためには 
どうすればよいかが系統だてて理解することができたように思います。 

さっそくParrot's Law と30音DVDでの練習をがんばっています。 

なかなか学校の先生で英語のことを本当に詳しく、実際にみにつているかたは 
少ないのでこのHPの情報はとても有益です。 
これからも御世話になりたいなと思います。 

 お風邪をめされないように、失礼いたします。 

                          ひろき 


12/2

大脳生理学のこの分野はまだ発展途上中なので、まとまった記述が
あり、系統だったものには私もまだめぐり合えていません。
断片的に見聞きした事に、私の経験を加えて書いています。

何か良い書物を見つけたら教えてください。
今考えているのは、心内辞書についてです。

人間は、脳の中の辞書を引くのには音を元に検索していると
考えていますが、はっきりと書いてあるものに出会っていません。
まだ探し始めたばかりですが。



12/3
差出人 : 
イングリッシュランキング <webmaster@english-ranking.8ne.jp> 
件名 : アクセスランキングに参加しませんか。 
日付 : Tue, 03 Dec 2002 18:43:06 +0900 

はじめまして、こちらは英語専門アクセスランキングサイト「イングリッシュラ
ンキング」と申します。

貴サイト「英語・発音・語彙」を拝見させていただきましたところ、是非当方の
ランキングに参加していただきたく思い御連絡をさせていただきました。

つい先日開設したばかりですのでまだまだ未熟なサイトですが、何卒よろしくお
願い申し上げます。

イングリッシュランキング
http://english-ranking.8ne.jp
webmaster@english-ranking.8ne.jp

 

2002/12/3 from kuzikuziさん

件名 : 音を聞き取る能力と記憶力 
日付 : Tue, 3 Dec 2002 23:57:55 +0900 

こんばんは、kuzikuziです。
耳が良いと言っていただいたので、少し私なりの見解を。
言葉を理解する上で音を聞き取る能力と記憶力はとても密接な関係にあると思
います。
音を聞くと言う事は、同時にイントネーションやリズム、アクセントを記憶
し、その音と言葉の意味がつながって、言葉として理解できるんだと思います
ので。

子供の頃、「汚職事件」を「お食事券」だと思ってました。
「おしょくじけん」という音は聞き取れても、「汚職」と言う言葉が、私の脳
のデータベースに入っていなかった為です。
「汚職事件」を理解する為には、「おしょくじけん」「お」「しょくじ」「け
ん」「おしょく」「じけん」「食事」「券」「汚職」「事件」と言うデータ
ベースから、文節、イントネーション、前後の言葉による状況判断や背景知識
などから、「おしょくじけん=汚職事件」になるわけですよね。

今の私の英語力も同じ状態だと思います。
音は聞き取れています。でも、音の切れ目と単語の切れ目と意味のかたまりの
区別がついていません。
Parrot's Lawを練習することによって、英語のイントネーション、アクセン
ト、リズム、リダクション等を理解し、語彙を増やして言葉の意味のデータ
ベースを充実させれば、英語は理解出来るわけです。

メールに、日本語の曲を3回聴いたら歌えると書きましたが、言葉を音にのせ
る事によって、イントネーションやリズム、アクセントを、記憶しやすくなる
からでしょうね。
ただ、その歌手独特の歌い方まで記憶してしまうので、ものまねのようになっ
てしまいます。
でも、これが英語の歌だったら、英語を覚える上でものすごい武器になるわけ
ですね。
ものまねが出来るくらい口が動くまで、発音練習をがんばりたいと思います。

現在、1曲目を発音記号を見ながら一緒に歌っています。
「Josh Groban」の「You're Still You」は非常にゆっくりしたバラードで、
言葉も簡単な単語ばかりですし、口がついていけないって事は無いです。
次の曲はもう少し速いテンポにしてみます。
基本的にラブソングって、簡単な単語ばかりですね。
聞き取るだけならそう難しくはない気がします。
でも、「Look up」が尊敬を意味するとか、知らないことも多いので、基本動
詞の活用形の勉強になります。

又、メールします。
質問ではないので、返事は時間があればで結構です。
今のところ質問はありません。
SとShを発音する時に少し悩みますが、無意識では出来ているので、慣れれば
大丈夫でしょう。
HPの記述はやはり、すこしわかり難いです。
私は、舌と唇の力の入れ方で区別しています。
Shの方が、舌の先の真ん中は窪む感じで、唇がややタコになります。
日本語の「シ」に近いかな。

そう言えは、私の話し方(声)はすごく特徴があります。
声が高くて、ゆっくり喋るらしいんです。
接客業で「店内アナウンス」などもしましたが、私の声は一発で判ると言われ
ます。
今まで人に言われたことは、
「裏声で喋ってる」「まつざわさんが『まあつうざあわあさあん』に聞こえ
る」「鼻から抜けてる」「声が響く」「サザエさんのタラちゃんみたい」等で
す。
ホームビデオで初めて見たときは、自分でもびっくりしました。
普段の喋り方はまさに「タラちゃん」です。
「店内アナウンス」等は、ハキハキと喋るように意識しますので、キレイな声
だと言われたりしましたが。
スピードに関しては、自分で話してて聞こえる速度とビデオで聞こえた速度の
違いに驚きました。
普段喋っていて、他の人の話すスピードが特別速いとも思わないし、自分が遅
いとも思わないのに、ビデオでは明らかに遅かったんです。
この認識の違いはどこからくるんでしょうね。
脳なのか聴力なのか良くわかりませんけど不思議です。

と言う訳で、お忙しいのに長々とメールにつき合わせて申し訳ないです。
では、また。

 

2002/12/5 from kuzikuziさん

件名 : 私の話し方について 

日付 : Thu, 5 Dec 2002 23:27:13 +0900 

kuzikuziです。
お忙しいのに何回もメールしてごめんなさい。
でも、英語熱が高まっているので、聞いて欲しいんです。
そのかわりと言ってはなんですが、松澤さんのページを見た人がもっとわかり
易く、やる気を起こし易くなるようにする表現が思いついたら、お知らせしま
す。

前のメールに「『まつざわさん』が『まあつうざあわあさあん』に聞こえる」
と書きましたが、少し訂正です。
友達に確認したら、「言葉の間に「ん」が入る」らしいです。
「「まつざわさん」が「まんつんざんわんさんん」もしくは「まあんつうんざ
あんわあんさあんん」」みたいに。
いちいち喉の奥を舌で塞いでるみたいですね。
特にゆっくり喋っている時だけだと思いますが。
これって、英語を話す上ではマイナスですか?
プラスだったら良いんですけど。
今の所、話すより聞いて理解したい欲求が大きいので、特別気にはしていませ
んが。

> そう言えは、私の話し方(声)はすごく特徴があります。
> 声が高くて、ゆっくり喋るらしいんです。
> 接客業で「店内アナウンス」などもしましたが、私の声は一発で判ると言わ
> れます。
> 今まで人に言われたことは、
> 「裏声で喋ってる」「まつざわさんが『まあつうざあわあさあん』に聞こえ
> る」「鼻から抜けてる」「声が響く」「サザエさんのタラちゃんみたい」等
> です。
> ホームビデオで初めて見たときは、自分でもびっくりしました。
> 普段の喋り方はまさに「タラちゃん」です。
> 「店内アナウンス」等は、ハキハキと喋るように意識しますので、キレイな
> 声だと言われたりしましたが。
> スピードに関しては、自分で話してて聞こえる速度とビデオで聞こえた速度
> の違いに驚きました。
> 普段喋っていて、他の人の話すスピードが特別速いとも思わないし、自分が
> 遅いとも思わないのに、ビデオでは明らかに遅かったんです。
> この認識の違いはどこからくるんでしょうね。
> 脳なのか聴力なのか良くわかりませんけど不思議です。
>

話は変わりますが、ホームページを一応全部拝見しました。
おたよりの欄だけでも凄い量で、2日かかりましたけど。
いろんなかたの質問に丁寧に返事されていて、松澤さんの熱意と人柄に敬服し
ております。

もう考えていらっしゃるかもしれませんが、Q&Aコーナーを作った方が見やす
そうですね。
「発音」という見出しで、音別のQ&A、
「Parrot's Law」と見出しで題材の選び方や感想など。
同じ質問に何回も答える手間が省けるでしょうし、見る方も膨大なおたよりや
掲示板から探さなくてすみます。
おたよりを質問別に分けるとか、何かお手伝い出来る事があれば良いんですけ
ど。
私はまだダイアルアップなので、メールで送って頂くにしても、時間がかかり
ますし。
ADSLにしたら良いんですけどね。
HPでお手伝いして下さる方を募集したらどうですか?
きっとみなさん喜んで手伝ってくれますよ。

英語の体育会系訓練に「口笛」を取り入れるのはいかがでしょう?
口笛を吹きながら喉を閉めて音を区切ったりすると肺活量と舌の動きがわかっ
て良いと思います。
私は以前「口笛を吹きながら声を出して歌う」という馬鹿な事に挑戦して練習
しました。
口笛と声は同時に出せますけど音程が滅茶苦茶になります。
口笛で出せる音程(高低)までは自分の声で出せる法則?を発見した時は感動
しました。
自分で出せないすごく低い声とかは口笛でも吹けないですよね。

今、語尾のzdがstになってしまうところで躓いてます。
memorizedのアクセントをeとi(ai)に置くと、語尾が弱くなってしまってst
になるんです。
意識すればなんとか出来ますが、歌になるとstになります。
vdも苦手です。
無声子音の連続は大丈夫なんですけど。

お忙しいところ恐縮ですが、出来ればアドバイスをお願いします。


12/6
ホームページの全体の整理、追加はぜひやりたいのですが、
他にやることが多くて手が回らないのが現状です。

ご指摘のように、お便りと掲示板でのやり取りをFeedbackさせて
全文を書き直せたら、もっともっとわかりやすくなると思います。

現在は3人分の仕事(会社、大学、執筆)をして、趣味も時間の
かかるものをやっているので(読書とJogging)なかなか
できません。
たぶん来年もこの状態が続くと思います。

zdがstになるとのことですが、口笛を吹きながら母音を出す
ことと同じです。
stをゆっくり言うときに声帯をUUUという感じでただ振動させれば
ZDになります。
stとzdは口の動き、息の使い方は同じです。
声帯を独立してOnしたりOffしたりできるようになれば
解決します。
無声子音を発音しながら、声帯をOn Offできますよね。
SSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSが声帯をOffのままの発音
SSSSSSZZZZZZSSSSSSSZZZZZZZZが声帯をOff On Off On
にした発音です。





 

 

 

2002/12/5 from Guggenさん


件名 : フェイズ2に参ります。 
日付 : Wed, 04 Dec 2002 15:07:28 -0500 

松澤様

こんにちは、NY州のGuggenです。
いつも「英語・発音・語彙」では大変お世話になっております。

一度、英語で中途半端なメールを差し上げたきりになっており、
大変失礼いたしました。
本日は日本語環境ですので日本語で参ります。

本日(12月4日)、Parrot's Law Phase 2を始めることにいたしました。

Phase1の歌2曲について、今日280回を超えたところですが、
とりあえずこの2曲については聞き取れている、発音もできていると感じました
ので、自分が本当に克服したいと思っている通常の会話の聞き取りを始めること
にしました。

ミニ2は挟まないことにしました。やる気は満々、というよりも、聞き取れるよ
うになるなら何でもするというすがる思いでやっておりますから、挫折はないだ
ろうと思っています。

ただ、私は、松澤さんのオウムの法則、つまり初めは習得に相当の回数が必要だ
が、次からはそれ以下の回数で習得できるようになるという法則に、なるほどと
思うところがあり、これに則った方法でやってみたいと考えています。また
Phase 2は、それで終わりと言うよりも、Phase 3の一回目であると考えます。

そこで、次のようにするつもりです。
つまり、
最初の材料では、50x3(聞くだけ、スクリプト見ながら聞く、一緒に発音する)
の150回、
次の材料では、40x3の120回
その次は、30x3の90回
・・・
と、10x3の30回まで減らしていくわけです。

もしこの時点で「初めて聞いても100%音はとれている」と感じていれば、
オウムは卒業して、普段から普通にラジオ、テレビを見る生活に切り替えるつも
りです。
また、聞き取る力が上昇した感がなければ例えば50x3から45x3にするとか、50x3
をキープするとか、そのときにまた考えればよいと思っています。

つまり、そのときの材料が聞き取れるようになるまで聞いて、
次の材料に行くことを繰り返せば、
オウムの法則に従えば、自然と回数が減っていくはずだと考えています。

私は昨年8月よりこちらに留学しておりますが、英語の勉強を始めたのは10年前、
就職してすぐです。10年間ずっと「聞き取れない」という思いを持っており、留
学後はますます苦痛の毎日を送っています。Parrot's Lawが突破口になれば、
私にとっては人生の転機となるともいえると思います。

今後ともよろしくお願いします。

Guggen


12/5
フェイズ2の材料を書くのを忘れていました。

Inside the Actors StudioのTim Robinsのインタビューから10分間です。

よろしくお願いします。
Guggen


12/5
Guggenさん

2通受け取りました。

なかなかよい方法だと思います。
続けていれば、絶対に成功すると思います。
興味ある試みなので、週報的に進捗具合をメイルか
書き込みしていただけると、きっと他の読者にも
喜んでもらえると思いますよ。

10x3にたどり着く前に、突然と思えるように
聞き分けられるようになると思います。



 

2002/12/5 from Masaさん

件名 : 基本形について質問 
日付 : Thu, 05 Dec 2002 20:22:31 EST 

 はじめまして。 Masaと申します。7月に松澤さんのWEBを見つけて、大体すべて読ませていただきました。このWEBに出会ってよかったと感謝しております。

 発音教則本とてもためになります。ただ母音のところがどうしてもわからず、というの
も日本語の母音と比較して舌の位置を説明されているところで、自分の日本語の母音は果たしてどのように発音しているのだろうと深く考えると???となってしまって、わからずにいました。そこで鵜田さんのDVDを購入して練習に励んでいます。画面を見て口の動きを確認できるので参考になります。各発音に対する詳しい説明がないので、発音教則本で発音法を理解してます。

 最近はだいぶ聞き取りは良くなってきたと感じています。ただ長い文章や難解な文章(内容が難しいもの 映画での思想なり歴史背景の説明など、や 関係代名詞を多用した構文が複雑な文章)では 聞き取りができたとしても、内容を理解できないという状況が多々あり困っていました。読めても会話の状況では何の役にも立たないですから。(次の話題に移っていきますので)。

 受験英語のときの癖で英語を構文に分解し後ろから前に訳す、前から訳したとしてもイメージで理解せずに和訳に走ってしまう。これが原因の一つと考えました。語彙の少なさも原因。英単語は大学受験時代に力ずくで一単語に一つの意味で発音も関係なくローマ字読みで覚えましたから、読めても(この場合の読めるは発音できると異なりますね)言われたことを理解できない。という状況にもなっているんだと思いました。

 WEB上の発音の部分しか気にしていなかったのですが他の章も読んで見ました。やはり多読が必要、英語で多くものを考えるのが必要と理解しました。そこでペーパーブックを読み始めることにしました。まだまだはじめたばかりですが読むのが楽しみでしょうがなくなってきました。辞書を引くのは苦痛ですが。苦痛というのは時間ばかりかかってしまい、本を読み進めるのがおそくなる意味で、辞書読みは発見があり楽しいです。この先、どう英語の理解が変化していくか楽しみです。

 長くなってすいません。このWEBが私の英語勉強に大変役立っていることを伝えたかったもので。これからもがんばってください。

 以上は前置きで、質問があります。英語の発音のときの口の形についてです。基本形について鵜田さんは説明しておりますが、松澤さんはどのようにお考えでしょうか。常に口角を少し引っ張り上げた状態で個々の発音を行うのがいいのではと最近考えるようになったのですが。常に欧米人は微笑んだような口角で発音していると感じたのですが。いかがでしょうか。

 お忙しいことと思いますので返事はいつでも良いですのでお考えを聞かせていただけた
らと思います。

 では お体に気をつけて
さようなら
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
12/6
とても熱心なお便りをありがとうございます。

口の形についてですが、私もUdaさんのDVDを見ました。
英語の修行中はあれでよいと思いますが、
私は特に意識していませんが、英語を発音するときは
多少ああなっているのかなと思います。

日本語だけのときとは口の使い方が違っていても
不思議ではありませんね。

私の場合は、英語を話すときは子音を強く発音することを
心がけています。Udaさんの口をUの字にするというよりは
いつでも強いSの発音ができるようにSの形に近いところに
構えています。

一概には決められないので、工夫を続けて発展の都度
納得できる口の形を使えばよいと思いますよ。

では



 

2002/12/8

件名 : 東洋大学経営学部マーケティング学科1年 
日付 : Sun, 8 Dec 2002 23:46:50 +0900 

東洋大学経営学部マーケティング学科1年

こんばんは。
お仕事大変な中失礼致します。

以前にもMAIL致しました際も、お世話になりました。

今回は(も?)質問(ご相談?)です。

私の整体の先生がとても英語について詳しい方でいろいろと
お話をしました。
それで文法をあっちの教科書でとのことで
本をいただきました。 
あっちの小学校のなんですね。
しかし、どのように勉強して良いやら・・・。
アドバイスがあったらお願いしますm(_ _)m

ダカーポただいまやってます。
ちょっとテストが楽しみだったり(単語は恐いですけどね〜)
でも教科書、結構気に入ってます♪
なんか感動的です。英会話は簡単な単語でいいっていうのは本当なんですねぇ・・・。
今回のテストは簡単めのようなのでそのように勉強致します。
ところで、
あのダカーポを今後勉強するにあたり
より効率良く利用する為にはどのようにしたらいいでしょうか。
それも何かあったらお願いしますm(_ _)m


12/9

以下に「基本動詞」の考え方について書きました。
これを読んで、ダカーポを読むと基本動詞の理解が進むと思います。
http://www.alc.co.jp/eng/speaking/verbs/index.html

期末試験にはダカーポからだけではなく、語源の20枚のプリントが
全て試験範囲になります。両方が試験範囲です。
それを承知で、「簡単め」という感想なのだとしたら、すごい
と思います。

高校の時英語が得意な人でしたか?
私の授業が役立っているようなので嬉しく思います。

米国の小学校の教科書の使い方に関しては、内容が見えないので
わかりません。どのように教わっているのかが理解できれば
良いと思います。

それよりも、早い時期からPaperbackを読み始める事を
お薦めします。





2002/12/11

件名 : Re: 東洋大学経営学部マーケティング学科1年 
日付 : 11 Dec 2002 02:08:42 +0900 

松澤先生こんばんは。
先日は丁寧なアドバイスをありがとうございました。


> 高校の時英語が得意な人でしたか?
> 私の授業が役立っているようなので嬉しく思います。


私は中学校時代は英語が一番好きな教科でした。
しかし、高校に入りつまずき、「苦手」「嫌い」科目になっていました。
いうまでもなく、受験でのいちばんのネックでした。
しかし大学に入り、強制されない英語えお学び、
私は「あ、私は英語がやりたかったのか・・・」と、始めて思ったのです。
上達するかどうかは置いておくとしても
本当に私の人生の中で「英語」があのまま終わらないでくれたことに
本当に感謝しています。
先生ありがとう^^


> それよりも、早い時期からPaperbackを読み始める事を
> お薦めします。
>

ドリッピーは徐々にやってはいますが・・・
そして、その後のでシドニーシェルダンの「THE CHASE」というのがありま
すが・・・?
そっちに取りかかったほうが良いという事でしょうか。
また、Paperbackを調べたところ、本人の面白かった本を
紹介してくれるH/Pもありました。
(参照:http://creative-web.hp.infoseek.co.jp/paperback.htm

では、この辺で失礼致します。
寒かったり、暖かかったりで体調を壊しやすい時期ですので
お気をつけ下さい〜。



12/11
シドニーシェルダンの「THE CHASE」はすでに持っているのならば、
待たずにはじめたほうが良いと思います。

紹介していただいてHPは嶋田さんのHPですね。オーナーを知っています。

英語が好きならば、学生のうちに沢山英語に触れておくと良いと思います。
その後の人生がとても豊かになりますからね。

Paperbackはハリーポッターとか何でも良いので、ぜひ辞書を
引きながらのチャレンジをしてください。

ニコラス・スパークスなどがとりかかりやすいと思います。





2002/12/10 from Reiさん

件名 : 初めてお便りします 
日付 : Tue, 10 Dec 2002 15:29:28 +0900 

初めて、お便りします。ホームページのあちら、こちらと楽しい記事が多く、目移りしな
がらも、存分に楽しませていただき、また勉強させていただきました。特に癒しの英文、素敵ですね〜。申し遅れましたが、私は、現在中学2年生の息子を持つ母親です。英語の略歴を申しますと、小学校6年から父の赴任先であるアディスアベバで、
英国人が経営する学校に通っており、高校一年で日本の私立高校に編入しました。いわゆる帰国子女です。年代を言うと、私が小学校6年生は万博の年1970年です。

1977年に、私立女子大学の英文科に入学(エスカレーター式の学校で、勉強しなくても入れたという感じ)同大学では、卒業論文にオスカーワイルドを選びました。同大学卒業後、大阪大学文学部美学科で、研究生となり、何だかわけわからず、ギリシャ語を学んで、プラトンを読ませられることになり、2年で退学しました。当時、仕事もしていて、一応担当教授には、仕事が忙しくなって、予習の時間があまりとれなくなった、と言い訳した覚えがありますが、実は、勉強についていけなかっただけのことです。

仕事は小さな業界紙で新聞記者をしていました上に、英語の家庭教師と塾の先生、専門学校で、デッサンを教え、絵のグループレッスンをしていました。今の私の職業はと言われると、まあ、駄文を書くのと、絵描きということです。英語とはまったく関係のない仕事をしていますが、自分の息子だけに英語を教えています。私の息子はどちらかというと理数系なので、あまり英語に興味がないといえばそうなのですけれど、彼がどんな道に進んだとしても、英語の論文を読んだり書いたりするのに役に立てばということで教えています。

前置きが長くなってしまいましが。思い切ってお便りしたのは、英語に関することでお聞きしたいことがあったからです。お忙しいことは分かっていますので、気長にお返事をお待ちするつもりでおります。

 さて、お聞きしたいのは、中学2年生の英語で、(教科書はNew
Crown)There is, There are〜の構文のことです。詳しい内容は、ここで省略しますが、(もし必要ならば設問そのままをお送りしますけれど)10ほど英文がありまして、その中から、英文として間違った文を選びなさいというものです。

その中に間違った文としてオ.There is your bag under the desk.というのがありました。他の二つは、明らかに文法的に間違っているものです。たとえば、Did he went・・・?みたいな。息子に「どうしてこれが間違っているの?」と聞かれ、前後文脈がないから、さて、どうしてものか、と考えました。取りあえず考えても結論がでない。といのは、私は次のように考えたからです。

<状況>慌て者のジェニーが自分のカバンがない、ないと騒いでいます。
Jenny: Where is my bag, for God's sake!?(イギリス人ならmy goodness sakeと言うかも知れませんが)すると隣で見ていたスティーヴンが、冷めた表情で
Steaven: There is your bag under your desk.
Jenny :  Oh! There it is! Thanks a lot, Steave.

という場合ならば言うかも知れないと思ったのです。結局結論が出ないので、息子に英語の担当教諭に聞くように言ったら、
There is/are で始まる文章では、人称代名詞の所有格をもってきてはいけないという約束なのだ、ということでした。この説明も何となく納得いかなかったので、私は担当教諭に手紙を書きました。慣用的にこういう表現をしないのはだいたい分かるけれど、「英文としての間違い」というのはどこにあるのか、と。

その夕方、先生から電話があり、「貴女の手紙に書いておられた例は、確かに、その場合はそういうかもしれないけれど、中学生は、基礎基本を習うのだから、教える必要もない」というようなことを言われました。なるほど、公立中学では、教える時間も削られるという昨今、そこまで特例をだして教えるのは難しいかも知れません。それは理解できますが、そこから、子どもの喧嘩みたいになってしまいました。

「中学校で教える内容でないものは、教えない
し、テストは私が授業でやったことの確認ですか
ら、この設問が間違っているとはいえません」と
いうようなことをいい、私は
「じゃあ、中学校で間違っていると教わったこと
を、高校になったら間違っていませんと教わるの
は矛盾しないのですか?」
「だから、発展的な勉強の中で分かっていくもの
もあるということです。私は、400人の生徒を相手
にしているんですよ。基礎基本を教えるのが根本
です」
「それは分かりますよ。私も中学生を教えたこと
はありますから」
「へー中学生を教えていたのですか。それなら
ば、お母さんその時にthere is my picture on
the wall.と教えたのですか?」
「いえ、そう言う風には教えてませんが、あのよ
うな問題も私は作りません」

 

何か揚げ足取りのようになって、嫌な気分になりましたが、文献としては、旺文社の「ロイヤル英文法」の297ページに、There isの構文で具体的な場所を示す語句と用いられる場合は、主語は不定である、と書いてあると示されました。私は「ロイヤル英文法」を持っていないので、近い内に調べようとは思いますが、確かに辞書などでは、主語が不定である、と明記してあるものもあります。

「通例、不定である」と書いてあるものもあります。ではやっぱり、英文として、

There is my picture on the wall.は間違っていると言えるのでしょうか?
その上、英語教師は、ネーティブに聞いたら、「不自然な表現」と言いましたと主張しま
す。例えばこんな状況でも言わないでしょうか?

> お金持ちのキャサリンは、有名画家の絵が自分の家にあるのが自慢です。最近、自分も油絵を習い始めました。友達を家に招いて、壁に並んだ油絵などを紹介しています。そして
> Catherin: There is my picture on the wall.

これも揚げ足取りのようで、何かすごく感情を害されたようですが・・・。
彼がネイティブに聞いたので、私もネイティブに聞きました。でもだいたい、ネイティ
ブっていっても、様々ですものねえ。私の聞いたのはユタ州出身の宣教師です。彼とビジネスでのつきあいですが、気のいい人なので聞きました。
「状況によるね。状況によっては別に不自然ではないよ」というので、やっぱりそうで
しょ。というような会話。
「ところでネイティブって、まさかオーストラリア人じゃないだろうね」と彼が聞くので
「オーストラリア人じゃない、サウスダコタ出身のアメリカ人」と答えると
「あ〜サウスダコタね。サウスダコタの人は時々変な英語を使う」というので、意外にに
アメリカ人も地域意識があるんだな、と変なことを感心しました。

長くなってすみません。ご意見お聞かせいただければ有り難く存じます。
Rei



12/11
Thereに関しては、私も間違えると思います。確かに辞書にも出ていますが、私が正しく使っているかどうかは定かではありません。(TOEICの問題でも、Readingの文章のうち4つ単語にアンダーラインが引いてあり、間違えているものを探す問題があります。私の最も苦手なところです。いつも出題者の意図が分からないものがあります。このThereはもっと微妙なものに思えますが。)

Thereの用法に関しては、今手元にある英和辞典を3冊調べましたが、3冊とも「不特定の物(人)」を表すとあります。従って、文法的にはそうなるのでしょうが、英文科の専門にする人が知っていれば良いのであって、この種の規則は、私は自分が間違えても恥じだとは思わない種類のものです。中学・高校生に教えることはもっと他に重要な事がゴマンとありますよね。

というのが私の感想です。

私は今、350名のクラスを2つ受け持っています。したがって、400名うんぬんは少なくともプロの人が言うべき事ではありませんよね。まあ、学校の英語の先生で他の会社に入ってグローバルな仕事が出来る人はほとんどいないのが現状なので(先生への要求も)多少悲観的に見ていますが。

大きな辞書になると、例外的に使用する例が出てきますので、興味があれば
本屋で立ち読みをすると良いでしょう。
講談社のEJには「すでに話題にのぼったものものを数え上げる場合は、使っている」
とあり、どちらかというと特殊な例文がのっています。


There is my picture on the wall.
という表現は使えますが、私の場合はいつももっと気持ちをストレートに
伝えたいという願望を持っているので、
Look at that picture on the wall. I painted it!
What do you think?
というふうに言うかもしれません。例ですが。
そうすると、
There is my picture on the wall.という表現は冗長な
(Specificではない)感じがします。
だから文法的に間違えているというよりも、
英米人はロジカルにきちんと表現したがるので冗長な感じの
表現は避ける、あまりしないだけなのだと理解した方がよいと感じました。

 



2002/12/11 from Reiさん

件名 : 有り難うございました 
日付 : Wed, 11 Dec 2002 17:44:02 +0900 

早速にお返事を頂き感激しました。有り難うございました。 
今から、考えてみると、この中学校の先生は、私の手紙にかなりヒステリックな感じで話されたという印象です。普段は、どちらかというと楽しい、気さくな先生なんですが、電話では、すごく興奮して自分の正当性を貫こうとされた感じです。「私は、先生を批判しようと思ったのではありません」と何度か言いましたが、批判したように思われたのでしょうか。

むこうが喧嘩腰になるので、こちらも喧嘩を買ってしまうので、後で、自分で自己嫌悪に陥ってしまいました。「息子さんにはこういうややこしいこと(大阪弁ですね)を全部に教えない方がいいですよ」とまで言われ、私が何を息子に教えようとほっといてくれ、と思いました。 
一年かけて、息子にオスカー・ワイルドのThe Selfish Giantを翻訳させました。今月から、ハリー・ポッターに入ろうと思いますが何年かかりますことやら。全部読むと大変かもしれないので、「名場面集」みたいな感じで、教材を作ろうかと考えています。 


>Look at that picture on the wall. I painted it!
>What do you think?
というふうに言うかもしれません。
私なら何と言うでしょう? 
(Do) you know what? This is my picture! I painted it. 
と鼻をふくらますところでしょうか?(←友達に嫌われるタイプ) 
実は、私、マギー・スミス演じるところの意地悪なおばあさんになるのを将来の夢にしています。(全然関係ありませんが、先日、ゴスフォード・パークをみて、更にマギー・スミスに憧れてしまいました) 

>英米人はロジカルにきちんと表現したがるので冗長な感じの
>表現はあまりしないだけなのだと理解した方がよいと感じました。
そうですね。しかし、「どうしてこんなに長ったらしく意地悪な言い方が出来るのだろう」というイギリス人の先生達がいる環境の中で育ったのと、19世紀末の文学ばかりを読んでいたので、個人的には「まわりくどい」「しつこい!」というような表現をよくしてしまい、卒業論文を見た教授が「あなた、いつの時代の人?」と笑ったのを覚えています。 
日本語に関してもそうで、帰国し、日本語がつたない時期に図書館で古い本(評論)ばかり読んでいたので、教授に「あなたの日本語変よ」と言われました。卒論は、日本語でも英語でもよかったのですが、担当教授に「日本語が変だから、英語で書きなさい」と指導されました。実は、英語も変だったのに・・・・。 

来年から中高年対象の英語クラスを開設しようかと考えていますが、何かと忙しく、まだ企画書を書いていません。今年はボランティアで 
、娘の小学校(3年生)に英語を教えに行きました。娘(小3)は、今、英語よりも韓国語にはまっています。ハングル文字が楽しいとのこと。 

メールを頂いたこと本当に嬉しく思います。今後の活動で、何だか心強くなりました。有り難うございました。 
Rei



12/11
娘さんもすごいですね、今からハングル語とは。
ワールドサッカーがきっかけでしょうか。

>メールを頂いたこと本当に嬉しく思います。今後の活動で、何だか心強くなりました。有り難うございました。

とても熱心にかかれた様子なので、ASAPで反応しました。
インターネットの威力ですね。
関西と平塚のコミュニケーションが一瞬でできるのですからね。

12/12
少し早いのですが、動くクリスマスカードをお送りします。
以下のURLをクリックすると自動的にダウンロードします。
(電話線だと少し時間がかかるかもしれません。)

http://www.jacquielawson.com/viewcard.asp?pv=XS01EN

指示に従って、クリスマスツリーが立って、雪が降るところまで
たどり着いてください。

HPの掲示板をご覧になり、後輩へのアドバイスをときどき
いただけると助かりますが・・・





2002/12/16 from sattさん

件名 : はじめまして。 
日付 : Mon, 16 Dec 2002 02:10:55 +0900 

はじめまして、今日は感謝したいのと助言が欲しくてメールしました。
まず、感謝からです。
松澤さんのおかげ+自分の努力で来年、交換留学でカナダの大学に行くのが決まりました。
英語の勉強は2年前にこのホームページとUDAさんの本から発音を学び、英語の土台ができたと思います。
(何より言語の学び方がわかりました)
それから、自分で勉強して、TOEFL263点(昔で620点位),TOEICも875点取れました。
本当に、このホームページには感謝してます。
最初の土台の部分がなかったら、こんなに早く目標スコアにはいかなかったと思います。

つぎに助言が欲しいのですが、発音や口を動かす練習は、一通りできた段階で、TOEFLの勉強に入ってしまったので、あまり英語を話すのに自信がありません。出発まで、まだ5ヶ月くらいあります。これから、何を重点的にやったらいいでしょうか?
やっぱり、まずは基本動詞のマスターがいいのでしょうか?

それと、もう1つ。
最近、向こうの大学で取るであろう科目の原書を読んでますが、わからない単語が多くて、一体はいくつ覚えればいいんだ?
なんて嫌になったりしてしまいます。目標が欲しいと思ってますが20000語あれば、本当に十分ですか?
これから、語源で語彙を増やしたいと思います。

では、これからも頑張ってください。
カナダでは、できる限り、英語浸けになってきます。

satt


12/16
とっても嬉しくなるメイルをありがとう。
英語の学び方のガイドができて光栄です。

実は私も口数が少なくおしゃべりが得意ではありません。
そこで何をしたかというと、INPUTです。大量のINPUTをしておけば、
相手の言っていることがわかるようになるので、その上でこちらの
意思を伝えることは、だんだんとできるようになります。

留学の場合、専門書を読んで、エッセイをたくさん書く必要が出て
くると思います。自分が書く英文を先生に理解してもらう必要があります。

そのためにやることは2つ。
1、沢山読む。Paperbackを5ヶ月で10冊ぐらいを目処にすればいかが。
2、英語を書くことを想定して、読んでいて使えそうな基本動詞を
徹底的にマークしてみてください。

単語の数はたくさん読んだ結果として増えてくるのが自然です。
アルクの12000語が良く出来ているので、ときどき
自分のチェックとして使うと良いと思います。

私が仕事で海外に出かけた英語がまだ初心者の頃は、
会議の事前準備に、沢山の絵と説明を作っておきました。
その資料を使って仕事仲間や相手に理解してもらいました。
だんだん慣れてくると、ほとんど準備しなくても、自由に
コミュニケーションできるようになります。(1年ぐらいで)

留学に行った1年間は、予習に相当の時間をかけないと
追いついてゆけないと思います。
その場面を想像しながら、いまから出来ることを十分に
準備しておいてください。

準備がすすんだら、またお便りをください。
細かいことは、私に聞かないで、失敗を恐れずに、
良いと思ったことは、平行して進めてください。
失敗からも学ぶことは沢山出来ます。




2002/12/18 from Guggenさん

件名 : 教則本update 
日付 : Tue, 17 Dec 2002 17:53:25 -0500 

松澤様、

いつも「英語・発音・語彙」を利用させていただいているGuggenです。
いつもありがとうございます。

最近教則本のupdateを開始されたそうで、楽しみにしております。
私も毎日少しずつやっており、今3巡目です。

ところで「お便り」も毎日少しずつ読んでいるのですが、Rの発音について、
「わかりやすい」と感じた解説がありました。

2001/12/9 from Koba-sanに対する松澤さんのお返事で、 以下の部分です。

---------
「う」とe:の違いは、「う」の場合、ラッパが口の中にある
のに対して、e:では、のどがラッパの響く部分になります。
ノドにラッパの役割をさせるためには、舌を「う」よりも
上にあげて、口の中の空間をほとんどない状態にします。
この舌の位置を、「い」と「う」の中間といっていますが、
舌と口の天井の空間は限りなくゼロになります。

Rは子音です。舌の奥の部分の役割は口に出てしまう共鳴音をノドの上のほうに共鳴場所を移動させる事にあります。
e:ではノドの共鳴、Rでは鼻&ノドの上で共鳴させます。
舌の奥を引っ込ませ、持ち上げる事により、のどの上&鼻の共鳴が口の方にこないようにします。これがR発音上の舌の役割です。(ごちゃごちゃしてますか?)
---------

恐らく、松澤さんは教則本においても同じ趣旨のことをおっしゃっているのだと
思っておりますが、繰り返しなっても上の記述をe:rの部分に加えるとさらにわかりやすいのではと考えますがいかがでしょうか。

特に、舌によってe:では共鳴する場所を喉、rでは鼻と喉にする、というのが、
私には「なるほど!」と感じられました。それまでは「Rは鼻の音」というのが
今ひとつわかりませんでした。

今後ともよろしくお願いします。

Guggen

 


2002/12/18 from Guggenさん


件名 : 教則本updateその2 
日付 : Wed, 18 Dec 2002 21:17:28 -0500 

松澤様、

こんばんは。Guggenです。

Fの発音のところで、以前から少し気になっていたところがあります。
「なぜFは唇を上の歯でおさえるか」という問いに対する、

> 摩擦音の場合はどこか堅いところにも息を摩擦させる必要があります。
> Sの場合は上の歯です。
> fの摩擦音を舌と下唇とを使って出そうとすると、どちらもやわらかいのでうまく摩擦
音になりません。

との部分ですが、「舌と下唇とを使って」摩擦音を出そうするとは少し考えにく
い(息が流れないので恐らく不可能)のですが・・・。
硬いところにも息を摩擦させることの反対の例だとすると、上下の唇か、舌と上
唇ということだったのでしょうか・・・?

いずれにしてもFの発音そのものはわかりますので、特に問題ではないと思いま
す。重箱の隅をつつくようで申し訳ありません。

Guggen

 


2002/12/18 from KEIKOさん

件名 : はじめまして 
日付 : Wed, 18 Dec 2002 19:35:21 +0900 

こんにちは、松澤先生。
Keikoというものです。松澤先生のすばらしいHPに興奮してます。

最近、リスニングに伸び悩んでいた時に、
こちらのHPの発音教則本のページに出会いました。
すばらしいの一言です。

☆下記が自分のリスニング力の過程です☆

必死になって、ぼんやり聞こえる単語を頼りに推測していた
不安定なリスニング力。調子が良くても、集中力が切れると、
さっぱり聞こえなくなる。
  ↓
松澤先生のおっしゃるとおりに、子音・母音一音づつ、
よく聞き、真似る。これを「3日間」必死に続ける。
  ↓
たったの3日間で、一音一音が少しづつだが、前よりも
明瞭に聞こえてくる!!!

と、今はこの段階なのですが、まだまだリスニング力が伸びると
確信しました!!

松澤先生のHPのおかげで、スランプを乗り越えて、レベルアップ
できそうです。

Parrot's Lawにも是非チャレンジしてみたいと思います。
1ヶ月後にまたお便りいたしますね♪

今のところ、目標は、意味はのぞいて、音だけの聞き取りを
100%できるようになることです!

短期間で到達できるでしょうか??

それでは失礼致します。

KEIKO



2002/12/21

件名 : イングリッシュランキングから質問です。 
日付 : Sat, 21 Dec 2002 15:40:38 +0900 


こんにちは、イングリッシュランキングです。

この度は御参加ありがとうございました。

ところで貴サイトからのINランクが0のまま全く増えず貴サイトを訪れても当サ
イトへのリンクが見当たらないのですがどうでしょうか。

このままINランクがなければ自動的に削除されてしまいますのでもう一度ご確認
していただけませんでしょうか。

当サイトへのリンク方法は http://english-ranking.8ne.jp/linkhouhou.html
に説明が書いてあります。

なにかわからないことがあれば、ご遠慮なくメールをしてください。

それではよろしくお願いします。

イングリッシュランキング
http://english-ranking.8ne.jp
webmaster@english-ranking.8ne.jp


2002/12/21 from Tanakaさん

件名 : 語源と発音 
日付 : Sat, 21 Dec 2002 09:25:00 +0000 

こんにちは、松澤さん。 
以前何度かメールで質問をしていただきました Tanaka といいます。 
今回は、松澤さんへのお礼というか、感謝を示したくメールお送りました。 

先月受けたTOEFLで630台(computer TOEFL 270)を取ることができました。去年の四月にはじめてうけたときは440でしたので、自分でもびっくりしています。 

この約二年間の間に、英語の勉教法がだいぶ変わりました。最初のTOEFLのすぐあとに松澤さんのホームページを見つけ、はじめは語源という新しい単語の覚えかたを知り、少し戸惑ったのですが、実践してみるとこれがもっとも効率がいい方法だと実感しました。そして発音の方でも、教則本をたよりに何とかそれなりの発音をみにつけることが(自分では)できたと思います。発音とともに、Parrot Law もやりました。 

ペーパーバックの方でも、松澤さんのホームページをみてから読みはじめました。初めて呼んだ英語の本、Tuesdays with Morrie のときはかなり辞書に頼りましたが、今では(まだ分からない単語だらけなのですが)辞書を引く回数も少なくなってきていると思います。 

振り返ってみると、もし松澤さんのホームページに偶然出会わず、勉教法を変えなかったら、僕の英語はそれほど伸びなかったと思います。僕に勉強するきっかけ、Motivationを与えてくれた松澤さんにはとても感謝しています。 
今回のメールで伝えたかったことは、松澤さんのホームページのおかげで、Lazy な人間から英語を勉強することを楽しめる人間になったものがいるということです。それほど、松澤さんの影響は大きいと思います。 
これからもホームページの更新がんばってください。 
ありがとうございました。 
You have a good Christmas. 




2002/12/22 from 白倉さん

件名 : 発音教則本(G) 

日付 : Sun, 22 Dec 2002 09:09:17 +0900 

松澤さん、こんにちは。
発音教則本 二度目の大改訂なのですね。
お忙しいでしょうけれども、とても楽しみです。

今日はちょっとひっかかったところをお知らせします。


発音教則本の「が G」の上から1/3あたり:
---quote------------------------------------------
母音の場合、このビーという音を口の中で響かせて
「あいうえお」の音を作ります。息は全くさえぎりません。母音
は息よりも、声帯の正弦波を口で響かせて出すために、口の前の
ろうそくの火がほとんどゆれません。 

(Udaさんの30音のDVDでは日本人女性がHiと言うと口の前のろう
そくの火が消えますが、Native Speakerがやると、ろうそくは消
えません。) 

有声子音の有声音は、子音に声帯の原音のビーという音を付けた
ものです。ポイントは、母音のように、口の中を響きわたらせる
ということはしません。母音を澄んだ音に例えると、有声
(子音) 音は、にごった音です。有声子音は、子音の音をとも
なうからです
-------------------------------------end quote----

()内のところ、日本人 と Native Speaker とが
ひょっとして逆のような気がするのですが...。
(私はDVDを見ていないので前後の状況がわからないので
思い違いをしているかもしれませんが。)

それと、この()内の箇所は前後の流れからするとなんとなく
「座りが悪く」見えますが、いかがでしょうか。

白倉
shirakura.jun-ichi@nifty.com



12/22
白倉さん、

ご無沙汰しています。
ご指摘ありがとうございます。
ところどころ、分かりにくいので書き直したいのですが。
ご指摘のところも、すっきりさせるつもりです。

HI(ハイ)の発音のところは、分かりにくいのですが、
記述は間違えていません。

英語は子音の時は息をとても強く出します。
日本語はとても弱く出します。

英語は、母音のときは息をほとんど口の外に出しません。
日本語は、子音、母音ともに同じように息を口から
出しています。

ところが、英語の子音の息を出す強さに気がつくと
英語の母音も息を強く出すとイメージが移って
しまいます。

ここのところを、もうすこし踏み込んで表現する
必要がありますね。

英語の母音では口の前のろうそくの火が揺れません。
Hが付いたHIの発音では、日本人と英米人の
息の使い方が顕著に出るようです。

日本人にHiを発音してもらうと、ろうそくの火が
消えたり、ゆれたりします。
Hno発音の違いが大きく影響していますが、
Native Speakerではろうそくの火がぜんぜん揺れ
ません。みごとに、口の奥、のどで声帯のふるえ
を響かせています。

日英の発音の違いがここにも現れていると思います。

今は、Power Up Listeningの8号の原稿を書いて
います。朝日出版が、わたしの担当の「語源」
のコーナーを、2ページから4ページへと
倍増したので、じっくりと書いているところです。

それでは、まだまだ気が付いたところがあると
思います。都度教えてください。

 



2002/12/22 from HN槍楯さん

件名 : 唐突なメールで失礼します。 
日付 : Sun, 22 Dec 2002 11:12:08 +0900 

 はじめまして。以前からこそっとHPを拝見させていただき、影で発音の練習をはじめていたものなんですけれども、やはりどうしてもわからないことがあり、お便りさせていただきました。
 お忙しいところ、いかにも初心者っぽい質問なのですが、よろしくお願いいたします。

 はじめは、2重母音の質問なのですが、2重母音のouや、ei等は、図で見る限り、英語発音の[(逆c)+u]や、[ei]等とは違う位置にあるように見えました。どちらかといえば日本語の[おぅ]や[えぃ]に近いような印象だったのですが、その日本語のように発音してもいいのでしょうか?
 それとも、やはり微妙に違うのでしょうか?
 
 [au]の発音も、英語にはa系の発音が多いので、どのaを基準にしているのか混乱しています。udaさんのCDも併用しているのですが、こちらでもあまり取り上げていませんでした。
 
 二つ目は、これは個人差によるかもしれませんが、日本語の3倍の息を使って[t]の発音や[p」の発音をしていると一気に息がなくなってしまい、毎日はぁはぁ酸欠状態になりながら発音をしなければいけなくなっています。長い単語になると最後まで息が持たなく、語尾の[t]などかなり弱々しくなるというか、息も絶え絶えです。
 これが文単位になると何度も息継ぎをしなくてはならなくなり、音がつながるのを体験することが難しいです。
 そういえば、外人は肺活量すごそうだなぁと思いつつ発音しているのですが、これはやはり慣れの問題なのでしょうか?
 僕は人よりちょっと肺活量が少ないので、個人的な問題なのかと思ってしまい不安です。

 3つ目は、CDもついていることもあり、伊藤和夫氏の基本英文700選を英会話用に暗記しようと思っているのですが、どう思われるでしょうか?ジーニアス英和辞典で基本単語をすべて書き写していたのですが、あまりの多さに途中で挫折してしまいました。基本単語の熟語もそこそこ乗っていたのでためしに暗記しようと思っているのですが・・。
 
 最後は、有声音と無声音のことなのですが、自分としては[k]と[g]の発音をかなり区別して発音しているつもりだったのですが、いざテープに録音して聞いてみると破裂音ばかりでほとんど区別できていませんでした。[ビー]という音をかなり強めに発音してもやはりテープには[クッ]のように聞こえてしまいます。
 これは発音方法がおかしいからなのでしょうか?それとも僕の耳がまだ聞き取る能力不足なのでしょうか?
 
 
 本当に、いかにも初心者の質問ですみません。また、こういったメールを送るのは初めてなので、字足らずの個所があるかもしれませんが、それもお詫びします。
 
 もしお便りの欄に乗せていただけるのなら、HN槍楯でお願いします。

 それでは、失礼いたします。 



12/22
1、2重母音は日本語の音で代用してもOKです。
 ただし、あい、おうなどの、い、うは弱く発音するようにします。

2、息の量は、はじめのうちはたくさん必要です。だんだんと
 少しの息で大きな音が出るようになります。

3、CDがあるのならば、発音の練習を主にして、たくさん繰り返す
 うちに自然に覚える方法が良いと思います。暗記するために
 繰り返すのではなく、スピーキング、リスニングの練習が主です。

4、[k]と[g]の発音の違いに関しては、はじめのうちはGをグと言って
 しまってもかまいません。GUのUを弱めにしていればOKです。
 Zもそうですが、Gもそのうちにコツがつかめると思います。

全体にいえることですが、発音は半年から1年かけるつもりで
気長に、ただし途切れずに繰り返してくださいね。



12/22
Date: Sun, 22 Dec 2002 23:01:13 +0900
Subject: ありがとうございます。
----

質問にすべて答えていただき、どうもありがとうございました。

まだ発音をはじめて1ヶ月ぐらいなので、気長に続けようと思います。
なんとしても25歳までにはそれなりに発音できるようにがんばります。

これからもHPを拝見させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。



2002/12/22 from Guggenさん

Date: Sun, 22 Dec 2002 21:36:37 -0500
Subject: Jewと十
----
松澤様、

こんにちは。Guggenです。
いつも「英語・発音・語彙」のウェブサイトに大変お世話になっております。

ご多忙の中大変恐縮ですが、本日は質問させていただきたく、メールをさせてい
ただきました。

発音教則本のCh Dzの発音に関する記述の中での、

> Jewと「十」(じゅう)とは音が違います。
> Jewはどちらかというと(sh)を有声にした音に近いと思います。

との部分についてなのですが、
Jewと「じゅう」の違いについてお伺いしたく、よろしくお願いいたします。

Jewと「じゅう」とが違うとすれば、私は日本語の「じゅう」のほうが摩擦が弱
い(舌と歯茎の間が離れている)からと感じたのですが、Jewが(sh)を有声に
した音に近いと述べていらっしゃいますので、私が考えておりましたことは間違
いのようです。

松澤さんがご説明されている意味は、「摩擦が強い(息をせき止める力が強い)
順に並べると、「じゅう」→Jew(dge)→3(shの有声音)となる」ということ
かと考えましたが、正しく理解しておりますでしょうか。

全く急いではおりません。いつでもお時間おありのときにご教示いただけました
ら幸いです。よろしくお願いいたします。

Guggen

1/18
Guggenさん、
多分、お返事をしてないと思われます。すみません。
年末は、メイルを見なかったり、見てもすぐには返事を出さなかったりしてしまいました。

Jewと「じゅう」の違いは微妙です。私の発音はフランス語のJe(私)の発音に近いようです。これは仏語も練習したからです。仏語のJeはとても強い音です。従って私の耳についているので、私の発音もこれに近い物があります。娘のイギリス式発音によると日本語よりもマイルドな発音との意見です。

確かなことは、の音なのでを声帯を震わせて発音する音です。
はtとの合成音です。


 

 

2002/12/29 from Atsushiさん

Date: Sun, 29 Dec 2002 17:55:22 +0900
Subject: I'm so impressed!
----

Hello, Mr. Mastuzawa.

My name is Atsushi. Nice to meet you!
Now I'm trying to write to say thank you for you.
I'm so impressed with your work very much.
When I found your page I lived in Vancouver,
Canada as exchange student for six months.
I was so troubled with the way to study on English.
You gave me cure on it. Thank you!

Respectfully, Atsushi.


12/29

Hi Atsushi-san,

Thank you for your e-mail.
Are you still staying in Vancouver, or you've got back
to Japan?

If it is not too much trouble for you to write,
let me know how my Home pages are of your help?
help you!

I'm writing in English guessing you are still in
Canada and your e-mail may not accept Japanese.
If you can write in Japanese, I appreciate it
if you can send me your comment in Japanese
for our readers.


 

2002/12/30 from Atsushiさん

Date: Mon, 30 Dec 2002 14:31:46 +0900
Subject: 松澤さんへ
----

 返信ありがとうございます。
まず私は現在日本にいて北海道で大学生をやっています。
ヴァンクーヴァにいたのは去年の9月はじめから今年の2月終わりまでの6ヶ月間で
す。

 一番役に立ったのは発音教則本です。
日本式の英語の発音ではなく完全な英語の発音方を知ることができました。
それからというもの発音教則本を参考にしながら英語の教材を繰り返し
聞いて、ぶつぶつ呟いていました。
私が使っていたのは鈴木陽一さんのDUO2.0で発音方さえしっかりやっていれば
語彙もイントネーションも一挙両得の優れものだと思います。
この方法で勉強し始めてからラジオ番組や映画が少しずつ聞こえるようになって
楽しく英語を学べるようになりました。

 それだけではなく、松澤さんの言葉や他の読者の方の話などもとても励みになりま
した。
そして英語な本質的な面が読み書きだけにとどまらず、話す、伝える、感じるである
ことも重要だと思うようになりました。
これからも松澤さんには頑張っていただきたいと思います。

 最後に要望としては、少し内容が重複気味というか、重いと言うか
もっとスッキリした松澤さんの考える英語勉強法の流れのチャートなどあれば。
初めて訪れた読者の方にもスッキリと伝わるのではないでしょうか?

同感です。
いつか整理整頓したいと思います。