Date: Sat, 09 Oct 1999 14:43:32 +0900
 
はじめまして
MAKOTOと申します。

ページを拝見して大変な感動を覚えました。僕も電子工学が専攻で
音声の研究を始めたところです。特に音声圧縮と音声認識をハードウェアで実現する研究をしています。また、
Udaさんと2年間で洋画を9割理解する計画を立てて実行しています。そんな訳で松澤さんと共通点が多く、とても親近感を覚えました。
 
僕自身も英語学習に関するホームページを持っています。

http://www15.freeweb.ne.jp/cinema/kodokun/

 
英語はまだまだ初心者ですので、英語学習法は恐れ多くてページをほとんど割いていませんが、 ネット上で英語を学習する環境を作り上げてきました。もし良かったらページを御覧下さい。それでは またメールします。

 
99/10/11
MAKOTO
です。
 
> 40000以上もアクセスの有る大変立派な HPをお持ちですね。
> 全部一人で作ったのですか。
 
全部1人でやりました。丁度1年前の今頃に作り始めて、少しずつ形を変えて長い時間をかけて 現在の形になりました。今の形に落ち着くまでに半年位かかったと思います。最初は少なかった 会員も段々と増えてきました。僕よりも出来る人ばかりなんですけど
^-^;;
 
> 音声認識に関しては、かなり学習につかえるレベルに来ていると思います。特に、上級者が、 Nativeなみのかっこいい発音を習得すには、今すぐ 使えるレベルに有ります。初心者が、学習に使うにはそれなりの予備知識が 必要ですね。

 
音声は今年から始めたので切り口が全然つかめずいき詰まっています。リンク集にあるページが 宜しいのでしょうか?現在は圧縮技術を検討中ですが、既に標準化されていますし、入り込む余地が あるのかどうか不安です。
 
ところで、松澤さんのページを見て思ったのですが、基本の核となる部分が欠除していることが、 英語学習の能率を恐ろしく下げていると感じました。これは英語学習以外にも当てはまるような 気がしてなりません。例えば、音声の研究をはじめてから
C 言語やVerilog-HDLを学ぶようになったのですが、プログラミング言語の修得にも当てはまると いうことはないでしょうか?もしあるとするととても助かるんですけど^-^;;。 CはK&R2 と藤原博文氏の著書で勉強しています。
 
あと最後になってしまいましたが、こちらのページからLINK
集に加えようと考えています。お手数ですが、可能かどうか折り返しメールにて御返答して 頂けますすか?僕のページで毎週TIME単語テストもオンラインで実施しています。もし良かったら 受験してみてください。結構面白いです^^。それではまた。
 
99/10/14 From MAKOTOさん、
 
返事が遅くなり申し訳無い。

私のでよろしければぜひLINK集に加えてあげてください。
アリーmyラブ2を見ているとは、嬉しいですね。(NHKTV日曜日の夜中)娘も私も大ファンです。
あの歌手Vonda...の太い声が好きで、CDも持っています。
MAKOTOさんの説明で、HPも満足行くものができるまでには、 6ヶ月から1年必要なことがわかりました。
HTMLをあせらずに完全マスターしたいと思います。
 
プログラミング言語習得のコツですか。2つ有ると思います。
1) 何をしたいのかが明確であること。
2) こういうことができるハズ、というテーマをいつももっていること。
この2つが基本の核だと思います。このことによって、学習のポイントが明確に絞れてくると思いますが。

 
プログラミング言語の語彙はせいぜい100語(命令セット)なので、外国語習得に比べると、 極めて単純だと思います。

外国語と決定的に違うのは、コンピュータには類推して誤りをおぎなう能力が無いことです。人間は、 前後の「矛盾と誤り」の無いプログラムを、数百行以上書くことが苦手です。これは大きな問題 ですよね。

ここをいかに克服するかが、集団でプログラム開発をするときの課題です。複数の人間の間の 「ミスコミ、矛盾」を即座に調整できるようになれば、天才プログラマーです。がんばりましょう。


99/10/20
MAKOTOです。

 
アドバイス有難うございました。Allyは年間200本近く観た英語ドラマの中でも2番目に面白い ものでした(1番はRed Dwarfです)。松澤さんの言う2つの核はあるのですが、プログラムの能力がなかなか伸びないので、何かおかしなやり方をしているの かもしれません。100のルールというものはアルゴリズムのことでしょうか?それが身に付いて いないからかもしれません。
達人でなくていいので、人並みには上達したいと思っています(これは英語も同じです)。それではまたお便りします。
* * * * * * * * 以上、MAKOTOさんとのやりとりを続けて掲載しました* * * * *
 

 
99/10/14 From けいこさん  
英語と闘うぺえじ からたどって来ました。
 
とても、ボリュームのあるページでしたが、
内容にひかれて ほとんど読ませていただきました。
 
わたしも、語彙は英語の基礎体力 という思いから
最近は できるだけ語源を意識して 芋づる式に覚えよう
と 心がけていました。
ラテン語・ギリシャ語から来ている造語要素を
xeno-,gentro-, -phobia, -cideなど)
覚えると、飛躍的に語彙が増えると思います。
これらは、本当に漢字の偏と旁に似ている
ような気がします。
 
インターネットに出会ってからは、もっぱら
Web上の 英語を読んでいましたが、
あなたのHPを見ていたら、ペーパーバックを
読んでみたくなりました。
恥ずかしながら、これまで最後まで読んだものは
ほとんどありません…
 
 
http://www.d1.dion.ne.jp/~keikom/
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

99/10/15
メイルをありがとうございます。HPを見ました。
"How to improve your English" はとても洗練されたデザインですね。うらやましい。
 
Web上の英語に関するリンクが的を得ていて、大変有意義なサイトだと思います。
 
わたしのHPでよければぜひリンクをお願いします。
私のHPからも" How to improve your English
" へのリンクを貼らせていただきました。

ペーパー・バックはぜひ読み始めてください。一度、自分でハマル本にぶつかると病み付きに なります。特にアメリカでベストセラーになった本は、ほとんでがハマル要素を持っています。 心に響くところは、映画とは違った感動がありますよね。
 
考えること&勉強することは、「人生の最高の贅沢」と考えています。ペーパーバックを読むことは、読んでいる間、人生で超一流の贅沢を手に入れているのだ、と感じることがあります。

 
貴HPの発展とさらなる充実をお祈りいたします。
 
追伸:
日本人は同じKeikoでも、漢字が違うと漢字をもとにしてまったく別人と認識します。英米人には、 この漢字による別人の認識ができないために、どのKeikoも同じになってしまいます。
日本人が認識する日本人の名前の100分の1程度しか区別できないようです。

 
99/10/15 From けいこさん
松澤さん、こんにちは。
早速のお返事ありがとうございました。
今日 更新して 役立つリンク に加えさせて頂きました。
 
>ペーパー・バックはぜひ読み始めてください。一度、自分でハマル本にぶつかると病み付きに なります。特にアメリカでベストセラーになった本は、ほとんでがハマル要素を持っています。 心に響くところは、映画とは違った感動があります。
 
今度こそ 是非、ハマってみようと思います。
ただ、洋書のある書店まで電車で1時間以上かかるので困ります。松澤さんのリストを参考に選んでみたいと思います。
 
> 妻もKeikoです。
私は、同じKeikoでも、漢字をもとにして、まったく別人と認識します。英米人には、この漢字による別人の認識ができないために、どのKeikoも同じになってしまいます。
 
私がたまに顔を出す英会話のサークルにも4人のKeikoがいます。わたしも漢字で認識するので、それぞれ違うイメージを 持ちますが、カナダ人の先生には、ややこしいようです。
漢字は、素晴らしい文字ですよね。
 
それでは、また。
 
http://www.d1.dion.ne.jp/~keikom/
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

99/10/17

松澤さん、嶋田さん、こんばんは。
 
ホームページでの「読むときに何が起こるか」のやりとりを興味深く読ませていただきました。
 
この数日私が読むときはどうなのだろうかとときどき注意してみました。
 
速度が十分上がっているときには、音を感じるというよりはただ単に「わかる」という感じです。単語を順番に読んでいくというよりはいくつかの単語を一度にとらえて飛び石的に読んでいけるような気がします。松澤さんが「電流が流れる」という感じはこのようなものではないかと理解しています。
 
ところがちょっと気を許すと「普通に読む声」(人間の声的なもの)が頭で鳴り出してしまい、速度が落ちます。これが "subvocalization" なのではないかと思いました。
 
この状態から抜け出して読む速度を上げるときには馬力不足のエンジンで離陸するような苦労を感じます。速度を上げると理解度が少し 犠牲になるような気もします。
 
私は日本語を読むのはかなり速いほうだと思います。会議の資料などは他の人が1回読む間に2度も3度も読んでしまいます。文章を映像としてとらえて、意味を束にして理解しているような気がします。英語でこの感覚を味わったことは(おそらく)まだありません。特に抽象的なことや自分の知らない分野の記事のように「速く読まれることを拒否する」文章の場合にはなぜ速度が出ないのだろうかと無力感を覚えます。
 
何かが起こって急に速く読めるようになることを期待するよりは、少しずつ速度を上げられるようになることを(当面は)ねらってみようかと思います。
 
白倉 淳一
 
速度をあげると理解度が少し犠牲になります。
私もここにジレンマを感じますが、割りきっています。 「理解度を少し犠牲にしてもかまわないところはあえて100%理解しない。」読み方を日本語では、 無意識にできていると思います。
英語の場合も、意識して、理解度を少し犠牲にする読み方をしていると、 そのうちに、無意識に、あえて100%理解しなくてもいいところをとばせる様になると思います。