効果的な使い方 |
V3.0
「教則本」は楽器の世界では学習本のことです。
この教則本は、管楽器の教則本をイメージして作っています。管楽器の教則本は、数百回繰り返
して練習することにより演奏テクニックを身に付けられるように書かれています。
楽器を習い始めたころは、教則本の半分が出来るようになるために、数ヶ月かかります。全部できるようになっても、教則本1冊をこなすにはまる1日かかります。練習を重ねるにつれて、教則本1冊をこなす時間が
1〜2時間になります。
プロの演奏家は、この教則本の重要な部分をほとんど毎日、一生練習を続けます。
American English発音教則本も、100回以上の練習に耐えられるように作ってあります。できるだけたくさんの回数を繰り返して発音してください。回数を重ねて全部が出来るようになったら、自分のための練習を
10くらいに絞り込んで選んで、毎日練習するようにしてください。一生使えるはずです。
全部が出来るようになるには人により2-3ヶ月かかるかもしれません。全部ができるようになると65の練習をこなす時間がだんだん短くなってきます。最終的には全部を通しで15分いないで出来るところまで繰り返してください。
ロングトーン
管楽器のすべての基本となる練習に「ロングトーン」というものがあります。これは、ひとつの音を 続けてきれいに長く出す練習です。かなりテクニックが上がっても、ロングトーンの練習をすればする ほど感動的な音が出せるようになります。
ロングトーンは、一つの音を10秒程度きれいな音を保ちながら出すのです。この練習は、本当に、 ものすごーーーい効果があります。
楽器をやったことの無い人は、毎日毎日同じ音ばかり出していないで、曲を練習したほうが上達すると 考えがちです。ところが実際はこのロングトーンは奥が深いのです。
どういうことなの?
どんなに上手になっても、ロングトーンから毎回新しい発見があるのです。この発見は、そのまま曲の 演奏の改善につながります。
Parrot'sLawのたくさん繰り返すことに関係有るんでしょう?
そうです、Parrot'sLawにもこのロングトーン効果を取り入れています。 フルートと尺八の 演奏家のKIKUMASAさんがに、このParrot'sLawに楽器のプロとして、すぐに効果がありそうだと賛同 していただけました。音楽界と言語学界が結びついて、1+1=3になるといいな、と思います。
英語の発音のロングトーンを2つに絞るとするとSの発音と、IRの発音になります。
S- - S - - S - - S - -
- - - -
私は今でも、暇な時は上の2つの音のロングトーンをやってます。
えー、なんでー?
次の「日米の発音の決定的な違い」のところで説明します。
40個の音と65の練習課題
この教則本では、40個の米語の音を65の練習課題で練習してマスターします。楽器の練習と同じです。 全部出来るようになっても、何回も繰り返して練習してください。
この40個の音はどれも残念ながら、日本語とは発音方法がことごとく違います。
40の音は、子音が24個。図1を参考にしてください。母音が11個。図2を考にして ください。2重母音が5個。図3を参照。